WebCGに新型Audi A4の試乗記が出ています。
新たな“台風の目”現る / アウディA4 2.0 TFSIウルトラ(FF/7AT)
グレード名「ウルトラ」って、同社の軽量ボディの技術名称から来ているんでしょうけど、新しいですね。現行モデルより確実にステップアップしているようですが、現行モデルだって恐ろしい完成度ですからね。もし新型が本当に3割も価格アップするのであれば、私は熟成の進んだ(値引きも大きいであろう)現行モデルを選びます。問題があるとすれば、最近愛車A3の調子が良くて今すぐ車を買う動機がない(ぉ というくらいですかね。
新型はメーターが液晶になっていますが、Audi TTと違ってちゃんとインパネ中央にナビ画面がありますね。ナビ画面が運転手からしか見えないのはファミリーサルーンとしては問題があると思うので、これは良かったとおもいます。ダッシュボードが水平基調なのは同クラスのVW Passertの影響を受け過ぎのような気がします。
あとは進化を期待する部分はDCTの低速及び後退登坂時のギクシャク感がどれくらい低減されているかですね。まぁそこが改良されていても価格3割アップほどの価値は感じられませんが。今回も継承されてしまった悪しき伝統「エンジン+トランスミッションを室内側に食い込ませる」という設計思想は残念です。そういうことをしないとBMWと差別化できないのでしょうか。
ツマから「次は国産で」と言われているのでVW/Audiは選ばないんじゃないかと思いますが、今お付き合いしているAudiディーラーの対応は素晴らしいだけに惜しいところです。うちのA3がよく壊れたのも、日照が原因じゃないかなぁと思っています。というのも、以前住んでいたところ(A3を9年間置いておいたところ)はかなり日照時間が長く、欧州車の劣化しやすい部分がモロにダメージ受けたような気がします。一方、今の家の駐車スペースは年間を通じてほぼ日陰なので、もしかすると劣化が少ないんじゃないかなぁと思っています。
それと、VW/Audiと言えば例の事件ですが、販売台数に対する影響って思ったほどではないんですね。影響の大きい本国、アメリカ、日本あたりでも2~4割減程度とか? そして思いのほか早く対策が出てきていました:
驚いたことに最も販売台数の多い欧州市場での対策がソフト書き換え(一部モデルは簡単な対策部品追加)で出力にも燃費にも影響を与えないで対策が可能、という方針が示されました。日本の正規輸入車には対象はありませんし、北米は最悪エンジン載せ替えか車両買取の可能性もありますが、世界的に見ると影響は限定的になるでしょう。そして中国ではVW/Audiは相変わらず勢力を伸ばしているのです。
もし欧州もソフト書き換え程度で済まなかったら、その莫大なコストは誰が負担するの?と考えた場合に、同社と関わりを持つことはちょっと面白くありません。ですので、距離を置いた方がいいのかなと思っていましたが、世間様は思ったほど気にしていないことと、ファイナンス的な影響も少ないと言うことであれば、ツマに眉をひそめられるかも知れませんが、VW / Audi 車が再度検討の俎上に上ってくるかも知れません。
余談ですが、WebCGのスマホビューは有料で、しかもPCビューに切り替えることができません。しかしiOS9からSafariの「再読み込みボタン」の長押しでPCビューに切り替えられるようになってしまったので、課金制度が事実上意味がなくなってしまいました。いつまでこんなことを続けているのでしょうか?「PCビューへの切り替え方を知らない」情報弱者だけに課金するのは感心しませんね。
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