取り乱してきました。「VR ZONE Project i Can」

遅ればせながら、お台場の「VR ZONE」で取り乱してきました。完全予約制ですが、なかなか予約枠と自分の空き時間の折り合いが付かず出遅れてしまいましたが、満を持しての?参戦です。

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開店直後の10:00-という枠を予約したのですが(しかも予約番号1番(笑))開始少し前に到着するよう案内があったものの、そもそもダイバーシティ東京プラザにクルマで行って、テナントがオープンする10時前に3Fに辿り着くというのがちょっとした迷路なんですね(;´Д`)素直に上の写真左側の入り口から入れば楽勝なんですが、駐車場からだと、ちょっと…。(エスカレーターは使えませんが、ガンダム寄りのエレベーターを使うと室内からアクセスできます。)

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あっ、はい。

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まずは待ち時間が長めと言われる「高所恐怖SHOW」に速攻並びました。これはこの施設でも1,2を争う優秀なコンテンツだと思います。地上200mのビルの先に突き出た木の板の先にいる子猫を拾って助ける、というそれだけなのですが、使用するVRゴーグルの視野もそれほど広いわけではありませんし、所詮CGの風景に恐怖なんか感じないのでは?と思ってました。始まるまでは

まず最初にエレベーターに乗って地上200mまで上がるのですが、もうこの段階で上方向への上昇感を感じます。不思議です。そしてエレベーターが到着するともう扉が開いた瞬間にビルの端でその先に木の棒が伸びている状態。風景は確かにCGと分かるのですが、最初の一歩を踏み出す前に、

「あ、これはもう無理」

と思いました。予め係のお姉さんから「踏み出せない人もたまにはいる」という話は聞いていましたが、そんなに極端な高所恐怖症ではないので、自分もその「たまにいる」人になるとは思っていませんでした。

現実世界では床に1枚板が敷いてある(但し僅かにグラつくようにはなっている)だけなので、実際には落ちることはないのですが…そうは分かっていても、身体が動きません。この時点ですでに帰りたいです。

これはリタイアかな…と思いましたが、折角ここまで来たのに有料だし勿体ないと思い、係のお姉さんも応援してくれてるし、でも動かない身体との折り合いを付けるために、禁じ手を使いました。

実はVRゴーグルの鼻部分の形状が微妙に私の顔に合っておらず、自分の鼻の頭を見るように目を下げると、VRゴーグルの隙間から実風景が見えるんですね(ぉ その実風景で冷静さを確保しつつ、板の上を進んで子猫を拾ってきました。両手では拾えなかったです。カニ歩きで、片手で。

自分の伸ばした手と、猫を掴む感触の間には少し位置ズレが感じられましたが、もうそんなのどうでもいいくらいの恐怖体験でした。

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次は「アーガイルシフト」という、ロボット操縦もの。だいたい想像通りのものですが、ファーストガンダム第1話でザクに怯えるアムロの気持ちがよく分かります。自分も同じような機体に乗っているとは分かっていても、自分を殺しに来る巨大ロボット、洒落にならない怖さです。

人間が乗り込むタイプの巨大ロボットにおいて視点をどこに設定するかというのは割と悩ましい問題で、人間が乗り込んでいる胸のあたりをパイロットの視線の基準にする場合と、カメラアイがあるロボットの頭を基準にする場合の2通りがあります。どちらがいいかは一長一短で、アニメでも都合がいいように解釈されることがあります。ちなみにこのロボットは視線が胸にあり(というかガラス張り?)上を見上げると自分が乗っているロボットの顔や肩が見えるのがなんか嬉しいです。

あと自分と一緒にコクピットに乗り込む「アイネ」ですが、生身の人間なのかAIなのかよく分かりませんでしたが、これ見ちゃうと既存のアニメのコクピットにいるAI(ヴァルヴレイヴのアレ)とかが俄然古く感じられてしまうから不思議です。アニメというのはその時代の常識をベースにする(たとえばマクロスで出てくる「歌」は未来の歌ではなく、21世紀の我々にとって馴染みのある曲になっている)面はあるとはいえ、このVRに出てくるAIが体験として一般的になると、従来のロボットアニメのコクピットの子画面に出てくるAIはいかにも描写が古い感じがしてしまうのでしょう。

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「スキーロデオ」
スキーが苦手な私ですが(行くとだいたい怪我をする)、バーチャルならうまく滑れるんじゃないかなぁ…と思っていましたが、甘かったです。全然うまく滑れません。

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入力デバイスとしては足を乗せる部分のみとなりますが、エッジを効かせないと曲がることもままなりません。終わった後に係の方に「これ、実際のスキーのスキルとリンクするんですかねぇ?」と聞いてみましたが、「そんなことはないと思いますよ」とのこと。でも全然下手くそでした、私。

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カーレースの「リアルドライブ」。これだけ少し他のアトラクションと比較して毛色が違う感じがしました。VRゴーグルを必要としませんし、この施設の外でも蓄積した車両や成績などのデータが流用できる感じでした。ただ、クルマの挙動が致命的にオカシイ。トヨタ86(AT)を使ったのですが、60km/hくらいなのに7,000rpmまでエンジンを回す羽目になったり、コーナーはスケートリンクですか?っていうくらいグリップしないし、いくらゲーム性を出すためとは言え、VRでリアルな方向目指している割には、車両の挙動が現実離れしすぎてると思いました。こんな変な挙動の車両、レース用としてはおろか、公道用としても市販しちゃいけないレベルだと思いますよ…。

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「ホラー実体験室」。実は高所よりこちらの方が苦手で、ひときわ大きなお客さんの悲鳴が聞こえてきたので、体験しませんでした(;´Д`) 遠慮しときます…。

あと他に、電車のもありましたが、先にスピード感やスリル満載のを試してしまったので、食指が動かずパス。トータル1.5時間の枠のうち、1.2時間くらいで体験したかったものをすべてクリアしました。たぶん全部プレイしたら、時間ギリギリだったと思います。

人間側が慣れていないというのもあるかも知れませんが、解像度の荒さとか、CG臭さは二の次に感じられました。終わった後は「あちらの世界」がなんか懐かしく感じられ、これは帰ってこられなくなる廃人が出てきそうだなぁ…という気がします。もっとも、この技術の行き着く先としては「マトリックス」や「メガゾーン23」の世界になってしまうわけですが、それはそれでちょっとイヤ。私が生きている間にはそんな世界は来ないとは思いますが、VR廃人は今すぐにでも出そうなポテンシャルは感じました。もしかしてメンタルケアとかにも使えるんじゃないですかね、これ。

あと、この施設のスタッフがとても感じのいい方ばかりで驚きました。どうやったら店員としてこんないい人材を集められるんですか…。丁寧かつ親切で、お客さんとのコミュニケーションも積極的で、とても気分良く時間を過ごすことができました。

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