Audi A3 MY2017 日本導入開始

Audi A3 の2017年モデルが日本に導入開始。

17

マイナーチェンジと呼ぶには大きな変更。
2016年モデルとの装備、価格の違いを列挙してみます。

【モデル構成】
1.4TFSI、1.4TFSI COD(シリンダーオンデマンド)、1.8TFSI Quattroの3モデル構成だったが、1.4TFSIと2.0TFSI Quattroの、それぞれに標準モデルとスポーツモデルがある4モデル構成になった。

ここで、Sportsbackの標準モデルは、1.4TFSIで300万円を切る価格、2.0TFSI Quattro は400万円を切る価格となっており、とにかく一見で安くしたかったことが窺える。何と言ってもこの2グレードは、これだけ高い車でありながら標準装備はマニュアルエアコンなのである。

【装備変更点】

  • 標準モデルはパドルシフトなし。オプションでも選べない。
  • 標準モデルは「ストレージパッケージ」がない。何を指すかは不明だが、Audiの他の車の例だとネットやトレイなどが省略されている可能性。
  • アウディサウンドシステム(MMIナビを付けない場合、スピーカーの数が10個→8個となる)
  • セダン 標準モデルでスーパーウーファー廃止?
  • 標準モデルはマニュアルエアコン
  • レーダークルーズコントロール、自動ブレーキは全車標準装備(マイチェン前から継続)
  • アドバンストキーシステム A3ではopでも付けられず。S3の専用装備になる。(誤植の可能性あり)
  • 標準モデルではアウディホールドアシストがopでも付けられず。しかしDSGが改良された可能性もあり。
  • 【メーカーop価格変更】(標準モデルに装備する場合)

  • MMIナビ 31万円→35万円(但しアウディサウンドシステム、スマホインターフェースつき、Audi Connectは3GからLTEに)
  • コンビニエンスパッケージ 22万円→28万円(但しオートエアコン含む)
  • アダプティブクルコン 9万円→標準装備
  • LEDライトパッケージ 14万円→16万円(リアが流れるターンライトに)
  • セーフティパッケージ 13万円(車線変更支援、車線維持支援、後退時の車両接近検出、渋滞時の自動運転
  • バーチャルコクピット 4万円(意外と安い!?)
  • レザーシート 標準モデルでは選択不可
  • サンルーフ 全車選択不可
  • アウディマグネティックライド A3では選択不可(S3は可)
  • ボディ色 紺色がS3専用色に。(深緑青色(コスモスブルー)と、明るい青(マコウブルー / macau blue)はある)

    →コスモスブルー 大人っぽいいい色です(7万円)
    →マコウブルーは12万円

    2016-audi-a3-uk-launch-001
    コスモスブルー 写真:ENGAGE SPORT MODEより

    43
    マコウブルー (Audi R8 LMX) 写真:Audiカタログより

    【合計額比較】
    ≪2016年ベースモデル≫

    1.4TFSI 本体 303万円(スポーツバック(5ドア))、321万円(セダン)
    MMI(31万円)、コンビニパッケージ(22万円)、クルコン(9万円)、LED(14万円)、パールカラー(7万円)を付けると、
    386万円(スポーツバック(5ドア))、404万円(セダン)

    ≪2017年ベースモデル≫
    1.4TFSI 本体 293万円(スポーツバック(5ドア))、311万円(セダン)
    MMI(35万円)、コンビニパッケージ(28万円)、クルコン(0円)、LED(16万円)、パールカラー(7万円)を付けると、
    379万円(スポーツバック(5ドア))、397万円(セダン)

    セーフティパッケージ 13万円とバーチャルコクピット 4万円を付けると、
    396万円(スポーツバック(5ドア))、414万円(セダン)

    相変わらず目を皿のようにしてみると、Webやカタログの情報には矛盾点が見つかり、どれは真実なのかは注文・輸入してみるまで分からない、というのが輸入車の醍醐味ですが(ぉ、モデルチェンジで価値向上で若干の値下がり、でも魅惑のオプション(セーフティパッケージ、バーチャルコクピット)新設定で絶対額としては値上がり、というところですね。性能・機能が向上しているので10万円ほど高くなっていても納得の範囲でしょう。

    Audiの他のモデルが軒並み値上がりする中、このA3だけは相変わらず戦略的な価格設定がなされているようです。A3はCセグメント高級車の先駆けですが、メルセデスやBMWの猛攻でこのようにせざるを得ないのだと解釈しました。

    ドアパンチ対策 ドアパンチガード シルバ(白系) 片サイド  駐車場のドア傷(Amazon)

  • コメント

    1. QS より:

      先週ディーラーで1.4 sportのS-lineパッケージを見てきました。
      アドバンストキーはコンビニエンスパッケージ(以下)の中に含まれるようで、
      ・オートエアコン
      ・アドバンストキー
      ・パーキングシステム
      ・リヤビューカメラ
      アドバンストキーに「S3に標準装備」の注釈がありますが、それ以外のグレードに対してはオプションということではないでしょうか。(単体では無理なようですが)
      こっそりもらったw見積もりにもオプション項目にアドバンストキーが載ってました。
      セーフティパッケージは今夏以降販売する車両からとなるようですが、何が引っかかってるんでしょうね?

    2. アツヒロ より:

      今度のMCは微妙ですね。

      1.4のエンジンは122馬力だけだし。ドイツは150馬力のCODなのに…
      エアコンのベントは簡素化でスポット機能無くなってしまったし…後席真ん中トランクスルー無いし…
      まあ特に使わない機能を省いただけですが。

      まあその変わりACC標準になったり、スポーツグレードは標準でパワーシート有ったり、122馬力なのにドライブセレクト付いたり。良い事も有ります(o^^o)フロントマスクも立体的に。

      Sライン選ぶと、バーチャルコクピットとLEDライト着くのは良い!ただエンジンはCODなくて良いから、Q3の1.4みたいに150馬力にして欲しかったかな~!でも欲しくなってしまった。

    3. Kumadigital より:

      セーフティパッケージは日本の法規制への対応が大変なんだろうと思います。結構がんじがらめのように思います。A4も大変だったに違いない…

    4. Kumadigital より:

      エアコンのスポット機能とか肘掛けトランクスルーが廃止されたんですね! トランクスルーはいいですけど、エアコンのスポット機能廃止はプレミアムを感じる部分だったのでちょっと淋しいかな(;´Д`)

    タイトルとURLをコピーしました