A4 返却

車検の代車として5日間借りていたAudi A4を返却しました。先週の土曜日に借りて、日曜日にロングドライブをした後も、折角なので会社から帰宅後夜な夜なドライブに出掛けていました。

Audi A4 2.0 TFSI quattro

MM21地区だとまだマシな方ですが、やや横浜内陸部の我が家の近所は道幅は問題ないものの本当に信号が多くて、近所の空いているところをぐるっと11kmくらい回るだけでも、信号が数えてみたら34箇所ほどありました。概ね320mにつき信号が1つある計算。こういうシチュエーションでの燃費は7.0km/Lほど。所々で加速性能を試したりもしたので、この結果はまぁまぁ立派だと思います。やはり多少なりとも低燃費に気を遣った設計であることは間違いないようです。

このエンジン、気を遣ってもさほど燃費が伸びず、逆に気を遣わなくてもさほど燃費が悪くならないような気がします。それだけ電子制御がうまく行っていると言うことなのでしょうが、誰が運転してもコンスタントに低燃費なのは良いことだと思います。いや、それでも高速一般道取り混ぜて平均で10km/Lくらいしか走らないので、真のエコカーには全然敵いませんよ。あくまでこの性能としては低燃費、と言う意味なので、購入を検討されている方は過度の期待はせぬよう。

先日のロングドライブの印象を書いた後で、いくつか気がついたことを記します。

まずパドルシフト。Sトロニックのマニュアルモードはパドルシフトで操作する方法と、フロアシフトで操作する方法の2通りあるのですが、パドルシフトでシフトダウンした場合のみ、絶妙なタイミングと量のブリッピング(エンジンをシフトダウン時のギアの回転数に併せて一瞬吹かすこと)が自動で行われるのには感心しました。なぜフロアシフトとパドルシフトで制御が違うのかは解りませんでしたが、エンジンの電子制御もここまで来たかという感動があります。

右ハンドル化に起因していると言われている、左足を置くスペースの狭さはやはり気になりました。せめてつま先だけでもあと3cmくらい左に入ればもっとラクなんだろうなぁとは思いましたが、テレスコピックステアリングを思いっきり伸ばした状態で、足もやや投げ出し気味に座ると収まりは良かったです。ただ、そうするとメーターの下端が見えにくくもなるので、やはりメーカーの想定としてはそこそこアップライトなポジションで座ることが前提なのかな?という気もします。

アクセルペダルはオルガン式ではないんですね。もう少し重くても良いと思いましたし、ドイツ車の代名詞のようなオルガン式が採用されていないのは意外でした。

2.0Tグレードには下位の1.8Tグレードにはついていないヒルホールドアシストがついているのですが、クリープ現象も出るように設計されているので、正直どういった場面で使うのか用途が解りませんでした。雪道の上り坂発進でのホイルスピンが軽減されるんでしょうか。

ヘッドライトはバイキセノンタイプで、1つの光源の光軸を変えることでハイビームとロービームを兼用するもの。ハイビームに切り替えると何かゴトッとアクチュエータのような小さな音がして、光軸が上向きになります。面白いです。

ボンネットの支柱は当然ガスダンパー式なんですが、左側に1本だけなのが意外。問題はありませんが、高級車は大抵2本ついているのかと思っていたので、相当鼻先の軽量化に気を遣っているのでしょうか。バッテリーもトランクの方に搭載されているようですし。

トランクはかなり奥行きがあって、奥の方に行った荷物を取り出すのは結構大変。ワゴンタイプでは装備されている仕切りバーのようなものが欲しいと思いました。

それとリアのヘッドレストが取れなくて、ジュニアシートの背もたれが干渉してしまうのが気になりましたが、どうも後で調べてみると工具を使ってヘッドレストを外すことはできたようです。我が家のジュニアシート「takata 312-neo」は色違いモデルがAudiでの純正採用もされているようなので、着かないことはないと思っていましたが。

同価格帯の国産車、特にトヨタ車と比較すると、いろいろ面食らうところもあります。価格的にはクラウンあたりがライバルになると思いますが、単純に乗り心地だったらクラウンの方が全然上。渋滞時のストレスもクラウンの方が少ないし、何をどう操作してもぎくしゃくしない、破綻しないカドの丸さがクラウンにはあります。

Audi A4 2.0 TFSI quattro

しかしこのA4はスーパーカーであるAudi R8の風味さえそこはかとなく感じさせるソリッドな乗り心地と、DSG(Sトロニック)ギアボックスの洗練された面と荒々しい面の同居が、受け入れられるかどうかの一つの鍵になると思います。ドライブ好きには堪らないでしょうが、クルマに500万円を払う人には少なからず単純に快適な移動空間を求めている方もいると思うので、そういった方はクラウンやレクサスGSあたりの方が向いていると思います。

もしかするとSトロニックではない、CVTを採用する1.8Tの方がダイレクト感が薄れるもののギクシャク感も減りそうなので、高級車への期待値に近いような気もします。1.8Tと言えども装備は2.0Tとほぼ同じで、違いはタイヤサイズとヒルホールドアシストの有無くらいなので、単純に安いからと言う理由だけではなく、よりマイルドな味付けと言うことで1.8Tを選択するのもアリなのかも知れません。

数日だけでしたが、いい夢見させてもらいました。


タカタ takata312-smartfix junior (ecru) TKSMJ-001
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 当ブログの一連のAudi A4の写真はPlanarにて撮影。やっぱりいい味が出る…。

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