パソコンを使ったリッピングは操作方法が分からない、iTunes経由で音楽を購入する方法も分からないツマにとって、CDはまだ現役のメディア。とはいえCDプレイヤー、特にポータブルCDプレイヤー市場はもはや終焉を迎えつつあります。
ツマが愛用中のSONY ポータブルCDプレイヤー D-E666 が動かなくなってしまったというので、修理を試みました。
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何はともあれバラしてみます。定番の故障箇所である電源回り、フタ開閉検出スイッチあたりは異常なし。しかしウンともスンとも言いません。
そこで使っていなかったリモコンを引っ張り出して繋いでみると、リモコンでの操作はできました。しかし再生中にもかかわらずフタ側に付いている液晶画面は点灯しませんし、フタ側のキーも効きません。
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フタ側の基板を見るとフレキシブル基板のピン数に対して液晶のセグメント数+キーの数が明らかに多いので、液晶と基板の間に何らかのエンコーダー/デコーダーが搭載されているような気もしますが、そんなところが壊れていたとしてもDIY修理では手の出しようがありません。せいぜい中古屋で同じ機種を探してきて基板を載せ替えるという手しかないでしょう。
その前にもっと悪さのしそうなところ、このフタ側の基板へのコネクタ。ここを数回抜き差しして、不純物を掻き出してやります。これでダメなら今後の展開がちょっと面倒ですが。
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ビンゴでした。フタ側の操作でも動くようになり、液晶も点灯しました。
しかしやっぱりソニーの設計はいいですね。バラしてみると細かい配慮の痕跡がいろいろあって、やっぱりソニータイマーと揶揄されつつも伊達ではないな、という印象を持ちました。
結婚当初に買った2001年モデルなのでもう17年目。いま市場には評価の高い製品はほとんど存在しないので、長生きしてほしいものです。
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