京都タワーのコロニー落とし: 映画「HELLO WORLD」

そういえばこれやってた、と思い出し、映画「HELLO WORLD」を観てきました。

2027年、京都。
僕らは、現実世界の”記録”(データ)だった———


いわゆる「ソードアート・オンライン」のような仮想空間ものですが、剣を持って魔物と戦うわけではなく、あくまで仮想空間でも現実世界。スピード感のある音楽と映像で魅せるボーイミーツガールものです。果たしてデータは感情を持つのか、人格は? データなら消えてもいいのか。

ただ、「この物語(セカイ)は、ラスト1秒でひっくり返る」のコピーはどうでしょう、1秒ではなく15秒くらい(笑)あった感じはしましたが、この映画のシナリオをベースにした小説版ではこの1秒は「エピローグ」扱いになっています。このエピローグがなくてもそれなりに綺麗な物語として終わっていたと思いますが、「本当に頑張っていたのは実は誰か」ということを知ると「うわーそんなに想われてたのか、良かったね」となります。一時期ネットで広まった、ファンが創作した「ドラえもんの感動の最終回」にも似ている気がします。

子安武人氏は絶対イケメン役だろと思っていたら、そのビジュアルに全部持って行かれて子安氏であることを忘れてました。あれ、スティーブ・ウォズニアックにでもインスパイアされたんだろうか…。あと釘宮理恵さんがカラス役って何だよ!と終盤までは思っていました(笑。

全編CGだと思うのですが、これは違和感少なかったですねぇ。CGベースの2Dアニメもここまで来たかという印象があります。絵柄が気に入って、仮想空間やライトSF好きなら観て損はないと思います。ちなみにポスターに出ているヒロインの子はスマホも使えないポンコツ面もあるんですよ!(笑

予告編:

テーマソングの1つ Official髭男dism「イエスタデイ」

で、その問題のラスト1秒の理解を深めるために必要なのは、同名小説ではなく、実はこのスピンオフの方です:
「HELLO WORLD if ――勘解由小路三鈴は世界で最初の失恋をする――」

ここに、ラスト1秒に繋がるもう1つの物語が綴られています。
小説版の「エピローグ」よりスッキリすると思います。

「HELLO WORLD」というタイトルはそのラスト1秒の直前で納得できますが、エピローグ込みでも納得できますね。

思うに、これはかなり話の密度はあるので、1クールTV版としても製作可能だったのではないでしょうか。特に中盤のあの人の真の目的が明らかになるところとか、TV版にしても盛り上がると思いますけどね。

「京都タワーのコロニー落とし: 映画「HELLO WORLD」」への2件のフィードバック

  1. 勘解由小路さんのスピンオフ、いま読了しました。

    > 小説版の「エピローグ」よりスッキリすると思います

    まさにおっしゃる通りでした。本編の映画でも小説でも泣かなかったのに、スピンオフ小説で何度も泣かされました。スピンオフも映像化して欲しいです

    1. 共感頂いて嬉しいです!
      これ、映画の脚本から小説を起こしたにしては相当話は作り込んであるので、
      2時間枠では描ききれないですよね…。

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