東京モーターショー2019

東京モーターショー2019の最終日(11/4)に行ってきました。今回は東京オリンピックの準備の都合でビックサイトの東館が使えず、代わりに西館と、新造の南館、そして青梅エリアの仮設?の建屋にさらにお台場のシンボルブロムナード公園まで使うというとたつもない広さで開催。まずは青梅エリアから。

 

トヨタGRに呑み込まれたダイハツ・コペン。トヨタは軽自動車作っていないですからね。これは面白いコラボではないでしょうか。ただ…

 

これはオリジナリティなさすぎじゃないですかね。どう見ても劣化アウディでしょこれ。どうして誰も止めなかった…。

 

スバル・新型レヴォーグ。相変わらず今回もデザインの力点はフロントとリアの造形に集中。そのエネルギーをドアのデザインにも向けてくれないでしょうか…。

 

もう1つ、新型はここにラインが入ってしまいました。これ、ホンダ・ヴェゼルにも同じ線が入ってるんですけど、広い面をなんとかやり過ごそうとして加えた線のように見えて、個人的には好きではありません。考えに考え抜いて加えられた1本、という感がないんですよね。この線はない方が凄みが出ていいと思うけどなぁ…。

 

程よく点在している二次元グッズ。

 

キッザニア出張ブース。他の会社は遊び半分のような仕事体験ですが、マツダだけはガチとSNSで話題でしたね。

 

ガチです(笑。

 

オープンロードを通って西館に向かいます。良い季候で、気分良く歩けます。

 

GAINAXとSUBARUの共同プロジェクトアニメ「放課後のプレアデス」痛車WRX。ある意味メーカー純正の痛車というわけです。

 

これ、室内ではできない雰囲気の展示で、とても素敵だと思いました。

 

金のフェラーリを見て「うわぁ百式みたい…」と思ったら本当に鎮座していたという(驚

オープンロードの距離はゆりかもめの1駅分ありましたが、意外と楽しく歩けてしまいました。

西館に着いたら、「西館は混んでいるので南館へどうぞ」とアナウンスされ、それに乗っかる形ですごい遠回りさせられて何となくDENSO / DENSO TENのブースのあたりに到着。

 

一緒に行ったムスコの方が先に紗々さんを見つけたのは内緒です(ぉ

 

紗々さん、子供にはすごい大きな身振り手振り、時にはしゃがんだりもして、イベントキャラクター役のスキルが遺憾なく発揮されている感じ。サービス精神旺盛なところが遠目でも分かり、仕事に打ち込んでいる姿にちょっと感動すら覚えました。これはただ立ってるだけの何倍も疲れそうだ…。

ちなみにこの制服は全員オーダーメイドで、「乃木坂46」ばりに床からスカートの裾までの高さが揃っているんだとか。

 

やっぱり体験系、ゲーム系、VR系の人気は相変わらずですね。ゲームなんて家ではダメなのか、と思いますけど…。

 

ホンダ。フリード。すごいいいと思います。セレナやアルファードあたりからのダウンサイジング需要を受け止めているとか。ホンダ得意のクラスレスな雰囲気が出てきました。

 

ホンダ・フィット。今回は5グレード構成で、これは「ネス」というグレード。「フィットネス」という訳です。何それダジャレ?(;´Д`)

裏コンセプトは柴犬だとか。分かる気がします。これ15年も乗ったら、手放すとき泣くんじゃないか…?

 

フィットの室内。ナビよりメーターの方の液晶が小さいとか、時代だなぁと思います。メーターの液晶の小ささはさすがに価格を感じさせますね。メーターの周囲はスピーカーグリルのような(それこそGoogle Homeのような)目の粗いファブリック素材なんですが、これは汚れそうだ…。全体的にはやはり室内は価格なりといった印象です。相変わらずホンダは内装の質感アップが苦手のようです。

 

ただ、クルマのある生活という面では、ホンダはちゃんとユーザーの目線に下りたクルマ作りをしていて偉いなぁと思います。クルマを買おうかどうか悩んでいるあたりの層に対しての訴求がいい感じです。

 

ホンダはキッザニア以外にも子供サービスを忘れていません。

 

続いてマツダ。以前スズキのコンパニオンさんの指細工で「S」マークを作るのにのけぞりましたが、今度はマツダですよ!!すげぇ本当にマツダマークに見える!(笑

 

その指裁きを習うムスコ氏(笑。

 

スズキの面白い展示はこの実際のレース中の最大傾斜角にセットされたバイクに試乗できること。写真後ろのお姉さんが悪戦苦闘しているのが見えるでしょうか?

 

クローズ間際のDENSO TENブースに戻って記念写真。親会社のDENSO側がTシャツ+プリーツスカートの素朴な感じのユニフォームだったのに対して、DENSO TENのなんと凝っていることか(笑。

総じて、海外車体メーカー勢が数社を除いてほぼ撤退してしまったものの、日本自動車工業会会長でありトヨタ自動車の社長である豊田章男氏の威信をかけたモーターショーは、前回より驚きの3割増しの入場者数を達成する見込み。クルマ離れと言われる中で、なぜこんなに集客できるのか。SNSの影響で人の動きが画一化されているという影響もあるんでしょうけど、高校生の入場料無料化、入場料不要で楽しめるスペースの拡大など、ありとあらゆる施策を打った効果なんだろうなぁと思います。天候に恵まれたというのもあるでしょうね。某組織が観客として大型バスで動員されていた、なんて噂話も聞きましたけど…。

それでも来てもらったお客さんにはクルマのある生活の楽しさを充分訴求できていたのではないかと思います。食べ物の行列もそこそこありますが凶悪なほどではないし、休憩スペースも困らないくらいにある。トイレは清潔、飲み物はどこでも買える、これだけホスピタリティの整った展示はそうそうないですね。

ホンダの新型フィットみたいなのがこれからバンバン走るんでしょうから、日本のクルマ社会も成熟したものだなぁと思います。「カーシェアがあれば充分」なケースは個人的にはまだまだ使い勝手の面で限定的だと思っていて、都心でもなく、コストの都合が付くならクルマは所有するのが当面一般的なんでしょうね。

クルマというハードウエアにはだいぶときめくものがなくなりましたが、クルマによってもたらされる生活体験はまだまだときめくものがあると感じたモーターショーでした。

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