HELLO WORLD Blu-ray スペシャル・エディション

楽しみにしていた HELLO WORLD の Blu-ray が届きました。

 

VOD配信限定で見逃した「ANOTHER WORLD」が収録されたスペシャル・エディションです。ANOTHER WORLDとは、第1話「Record 2027」、第2話「Record 2032」、第3話「Record 2036」からなる、本編を補完するスピンオフ作品です。

他、付属冊子はインタビューや設定資料、設定の経緯が書かれた冊子と、書き下ろし小説です。あと、1/8スケールの一行さんが出るそうです。

 

オリジナリティがあるかというと、どこかで見たモチーフの集大成、という感は否めません。ドラえもんの「ファン創作幻の最終回」っぽさもあります。公開時期が「天気の子」に近かったことも不運だったかも知れません。それと、過去の人格データを持ってきて脳死状態の彼女を起こす、というのはちょっとゾンビっぽくないですかね。よく考えたら。

しかしその一方で、単なる夢オチではなく、

  • 自己がデータだったとしても、自らがデータであることを観測できなければデータかどうかは意味がない。
  • 2027年の世界と2037年の世界は双方独立に存在することとなり、どちらもハッピーエンド。

という点で、割と救いのあるお話しだったように思います。さすが 文化芸術振興費補助金助成事業だけあって、このままNHKで放映できるくらい「品」はありますね。まぁ監督がソードアート・オンラインの方ですしね。

キャラクターがスッと目に入ってきて違和感がないのは、元・京アニの堀口悠紀子さんがデザインしているからでしょう。私の中では1980年代の高田明美さんくらい「間違いのない仕事」をされる方という認識です。

主題歌を歌う OKAMOTO’S が、Official髭男dismより大きな顔しているのも公開から1年も経っていないのに驚かされます。髭男が挿入歌扱いってどんだけ豪華なんですか(笑。そういえばOKAMOTO’Sって、ダウンタウンの浜ちゃんの息子さんが入ってるんだそうですね。しかもツマに教えて貰いました。いまメンバーがコロナウイルスにかかっちゃって大変そうです。

ところで、少なくとも2027年を再現している量子記憶装置「アルタラ」ですが、電子系の方々だと「それ、ザイリンクスとタメを張ってた FPGA じゃね?」と思われる方も多いのではないかと思いますが、それはアルテラで、しかも 2015年に Intel に買収されていることをこの記事を書いているときに知ってビックリです。

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