2代目レヴォーグ

レヴォーグが本日フルモデルチェンジして予約受付開始になりました。2014年から発売になった初代モデルは、当時のインプレッサのシャシーをストレッチしながらも、贅沢な物量投入により欧州車に迫る乗り心地を確保していました。そして今回、満を持してインプレッサ/XVと同じSGP(スバル・グローバル・プラットフォーム)ベースとなり、インプレッサ/XVでも充分と言われる乗り心地が、物量投入でどこまで化けるのかは興味を惹かれます。特にSTIモデルの可変ダンパーにおける「COMFORT」モードの乗り心地が絶品だという話もあり、ノーマルグレードのサスペンションのグレードがどういった乗り心地にしつらえてあるのかが気になります。もっとも、スバルは新型が出たところから毎年のように年次改良で乗り心地が良くなっていくので、乗り心地重視なら新車から2〜3年経ったところがベストのような気もします。しかしながら、うちのご近所さんなんかでも、3年ごとに新レヴォーグに乗り換えてしまっている方もいます。真のスバリストですね。

なお、公式には価格は出ていませんが、一部販売店の価格表が流出しており、それによると、

GT 3,102,000円
GT EX 3,487,000円
GT-H 3,322,000円
GT-H EX 3,707,000円
STI Sport 3,707,000円
STI Sport EX 4,092,000円

とのこと。この「EX」というのは「EyeSight X」搭載車を示し、+38.5万円(税込)のオプションとなります。EyeSight Xは機能がてんこ盛りで、新型レヴォーグを選ぶならぜひともチョイスしたいオプション。個人的にはドライバーが失神した際でも車線をキープしハザードランプとホーンを鳴らしながら車両を安全に停車させる機能がとても欲しいですが(自分の死に方としてこのパターンはあるのではないかと個人的には思っています)、ただあくまで車線の真ん中で停車されてしまうので、高速道路の真ん中で止まられても追突されて結局は同乗している家族が危険な目に遭うのは避けられません。もしかすると助手席の人がいればステアリングを操作することで路肩に寄せ、アクセル・ブレーキの方はクルマ任せで止められるのかも知れません。現状では不完全な機能ではありますが、最初から完全なモノはできませんので、まずは一歩を踏み出したことを称えたいと思います。

さて EyeSight X は絶対に選ぶにしても、GTとGH-Hの選択は悩むところかと思います(余談ですが上位モデルをHとするところは、VWを意識した香りがしますね)。仕様表を見るとホイール大径化、電動格納/リバース連動ミラー、電動テールゲート、アルミペダル、シート表皮上質化、運転席電動ランバーサポート追加、助手席電動化、後席シートヒーターで22万円。これは悩ましいですね。電動テールゲートはスバルバッジに手(肘でもいいらしい)を近づけると開く方式で、欧州車のようにバンパー下に足を入れるのは転倒の危険を考えて実施しなかったとかがスバルらしいエピソードだと思いました。ベースグレードでも充分だとは思いますが、電動格納/リバース連動ミラーまで省いてしまうのが群馬アウディの群馬たる所以ですね。ちょっと狭いところで運用している人の気持ちは理解できなかったか…。

なお新型アイサイト、ASICからFPGA化したということで発熱が大きく、電動冷却ファンが搭載されている様子。すでにカーナビでも冷却ファンは珍しくありませんが、眉間の先に冷却ファンがあるクルマは初めてなので、どれくらい騒音が聞こえるものなのかも気になります。

あと心配なのは今回ありとあらゆる方法で周囲の障害物を検出するようになりましたが、裏を返せば誤動作で停車するリスクも増えたということになります。今までもアイサイトのお陰で追突が8割減ったというデータがある一方、逆にアイサイトの誤動作で発生した事故も少数ながらありますので、そのポテンシャルがどれほどのものかも注視したいところです。

パワートレインは従来の1.6Lターボより低燃費でパワフルだという1.8Lターボ一本になりました。可能性としては今後マイルドハイブリッド(eボクサー)搭載でしょうか。

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