フィギュアライズラボ 南ことり 完成

ガンプラ…ではないですね、プラモデルネタが続きますが、ジオングより前に着手していた「フィギュアライズラボ」シリーズの「南ことり」(ラブライブ!)がジオングより遅れて完成しました。フィギュアライズラボというのはバンダイの変態成型技術(褒)を実験的に世に問うシリーズで、第一弾から「肌の下に血液の色の層をインジェクションすることで血色の良い肌に見せる」などの狂気じみた(褒)技術が披露されています。それゆえモデルによっては製作途中の絵面が事件現場にしか見えないという話も聞きますが、今回作った「南ことり」は、肌の色ではなく衣装表現にこだわったというキット。

当初争奪戦だったようなのですが、その後ある程度の期間安定的に供給されていたのか、ヨドバシで普通に買えました。

 

いきなり完成写真ですが、顔は軽くプレミアムトップコートつや消しを吹きましたが、塗装はしていません。頬の赤み、まつげ、眉毛、全部成型です(!)。

 

組み立て前の顔パーツ。ちなみにこのキットの部品を取り寄せる場合、このパーツが一番高価です。確かこのパーツだけで1,000円だったような。

 

眉毛、まつげ、頬の赤みが全て裏側から成型されているのが分かるかと思います。これ(と、口の中のパーツ)を組むだけで…

 

こうなるのです。瞳とかどんな成型になっているのかもはやさっぱり分かりません。なお口の中に見える「上の歯」も、瞳パーツの間に成型されています。

 

太もも部分。肌に飾りが食い込んでいる表現を出すためだと思いますが、こんな奇抜なパーツ分割。飾りパーツを付けると…

 

こうなります。

 

ガーターベルトも同様に、肌の上に薄い紐を乗せるのではなく、ご覧の通りがっつり食い込む方式。

 

組み立て前の違和感がどこかに行ってしまいました。

 

元になったデザインは「2019 全日本模型ホビーショー イメージガール」のイラストのようなのですが、他の方の作例を見ると衣装を好きな色に塗るのが流行っているようなので、私も少しだけ色変してみました。主にエメラルドグリーンの箇所を水色に。

実はこれ、2体作って1体は某所で完成品として売ってみたんですが、あまり激しい改造をしなかったせいか、塗料分くらいしか儲からなかったですね。まぁでも塗料分ペイしただけでもよしとするか…。

そんなわけでこれを2体作っているところにジオングが入ってきて、ジオングが「南ことり」に見えて仕方なかったです。オレは何体、このスカート形状のプラモデルを作ってるんだと…。「バンダイ」「サンライズ制作」というところまで同じですからね。

 

大きさもそっくりじゃないですか。ジオングは1/144、南ことりは一般的なフィギュアより少し大きめの1/6スケールくらいかと思われます。

 

後ろ姿もすごいデジャブ感。ただ、サイカ先生に、ジオングは「スカートの中を見せるのがウリ」、南ことりは「スカートの中は見えそうで見えないのがウリ」と言われ、なるほどそれは大きな違いだと真顔で感心してしまいました。

 

先日製作したリン・ミンメイとサイズ比較。

 

箱も全く同じ大きさだったりします。ちなみにジオングの下箱は普通の白いカートンですが、南ことりの方の下箱はコート紙で箱の裏面にも印刷が入っている高級仕様。

 

このキットの見所は髪にもあって、これだけのボリューミーな髪型がパチ組みでできてしまうって凄くないですか。

 

この角度からだと髪にパーツ分割線が見えてしまいますが、まぁ角度が角度ですし、ガンプラほどは気になりません。衣装にも分割線が残ってしまっているのですが、白い部分のところは縫い目もしくはファスナーに見えなくもないのでまぁOK、ただ、ベルトの方は継ぎ目を消そうにも組み立て工程の関係で消しにくいのです。マスキングを頑張ればなんとかなるような気もしますが、このキットに関してはあまり頑張りすぎても違うような気がして…。

 

このキットの最大のセールスポイント。オーバースカートの偏光色成型です。成型で偏光色を出しているようです。変態だー!(しつこいですが褒)

ただ、私は偏光ではない部分のスカートや上半身の衣装にも偏光塗料を塗ってしまったので(;´Д`)相対的にあまり目立たなくなってしまいました…。

 

これが使った偏光塗料。「Mr.クリスタルカラー」です。エアブラシ推奨なのですが、濃度調節がとても難しいです。薄め液はシンナー系を使います。ただ、仕上げにこれを吹くと何でも偏光カラーっぽくなります。白いパーツに塗ると、ガンプラで言う「グロスインジェクション」みたいになります。

 

ジオングと違って可動しないので、箱収納時はウエスト部分で分離させる必要があります。
なお今回の塗装箇所ですが、肌と髪は塗装なし(トップコートつや消しのみ)、スカートは全体的に色変、衣装の白い部分とティアラはパールコート、風船と後部オーバースカートは無塗装、アンダースカートは元々ラメ入りクリア成型でしたが組んでみたら影になる場所のせいか思いのほか灰色に見えてしまったのでうっすら白に塗りました。脚のリボンは付属のシールを使いましたが、髪留めはクロームシルバーを筆塗りしました。髪留めのクロームシルバー塗装が見た目効果的で一番楽しかったですね。

このシリーズの新作はエヴァの「アスカ」らしいのですが、まぁそれは今のところ買うつもりはありません。メカではないバンダイの最先端プラモデルであるフィギュアライズラボシリーズを一度作ってみたかったので、まぁ満足です。再びメカものに戻ると思います。

 

 

 

コメント

  1. […] そんなわけで羽の塗装で、迷宮入りしてしまった感があります。こういうのは適当なところで折り合いを付けるのが重要だとフィギュアライズラボのときに学んだはずなんですが、懲りないですね。結論から言えば1回目のエアブラシのところで妥協しておけば良かったんです。 […]

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