1リッター3気筒+マイルドハイブリッドになったAudi A3(2021年 8Y型)に試乗

愛車のA3を6年目の点検に出し、待っている間に1リッター3気筒+マイルドハイブリッドになった Audi A3(2021年/8Y型)を1時間ほどお借りして一般道+高速道を走ってきました。

 

ぱっと見た感じ前型(8V)との違いは分かりにくいですが、近づいてみるとソリッド感が結構違います。ドア下部を凹ませたことで、ショルダーのプレスラインがよりキレッキレに感じます。

 

エンジンルーム。ボンネットダンパーが廃止されてただのつっかえ棒になるのではないか?と言われていましたが、そこはさすがAudi。あちこちコストを削ってもボンネットはガスダンパーで支えます。その代わりエンジンの装飾カバーは遂に廃止になりました。

 

運転席はソリッドで大胆な造形。ギリギリおもちゃっぽくならないのがAudiの上手なところ。エアコンの温度調節ダイヤルは廃止され、プッシュ&プル式のレバーに。ヘッドライトスイッチもプッシュ式になりました。(兄弟車のGOLFのようにタッチスイッチにならなかったのがせめてもの救い。)

 

その代わり素材感は結構チープになっています。ドアの内張もアルミ装飾が廃止されプラスチッキーに。他に類を見ない形状のドアレバーは見た目より操作しやすかったです。

 

パワーウインドゥスイッチ類のシルバーの装飾も廃止され、黒一色に。

 

ちなみに前モデルはこうでした。

 

電動パーキングレバーのシルバー加飾も廃止になりました。

 

シフトレバーがとても短くなったのが操作上の最大の相違点で、ついいつものレバーの位置で手が泳いでしまいます。

今回珍しく内装にコストダウンを感じましたが、マイルドハイブリッド化して価格ほぼ据え置きなので、そのしわ寄せが来ているのだろうと思います。やはりAudi A3はバリューモデルとして価格を上げるわけには行かないのでしょう。

さて運転した感じですが、停車状態からタイヤひと転がりくらいはモーターで走るのではないかと想像していましたが、全くそんなことはなく停車状態からアクセルを踏んだほんの一瞬だけがモーター駆動で、コンマ数秒後には何のイヤな振動もなくエンジンが始動します。なるほどこういう感じですか。

常用域で走っている分には3気筒のネガは全く感じず、60〜80km/h域の中間加速も何ら問題なし。但しアイドリングストップをOFFにしたときのアイドリングのサウンドと、少し踏み込んだときの3,000rpm以上の回転域においてざらついた感じがあります。あくまで上品に街乗りあるいは高速道を法定速度で巡航するための車で、峠をカーンと気持ちよく飛ばすのには向かない感じです。

サスペンションも特に進化は感じられず、むしろまだこなれていない固体なのか微小ストローク領域でのざらつきが気になりました。いわゆるカーペットライド感が薄いです。私のは新車のときからカーペットライド感があったので、ダンパーもケチったのかなぁと勘ぐってしまいました。

オートパイロットはようやく車線の中央を維持してくれるようになりました。これはとても安心感があります。以前試乗したAudi Q2 (SQ2)は車線内を右へ左へフラフラして怖かったです。

総じて、パソコンに例えて言うならまさにiMacのようなもので、「安くはないけど盲目的に買っても外すことはなく、最低限のいいもの感はある」車だなと思いました。何も考えず従来型から買い換えても問題ありません。

但し、買いたくなっても現在生産が止まっているそうです。半導体不足問題で日本向け車種の生産が止まっているそうで、いま日本にある在庫50台が捌けたら次に売る車がないそうです。アウディだけかと思いきやベンツやポルシェも同じような状態らしく、とはいえセールスマンの雇用問題もありますので、Audi Japanは何か手を打ってくるのではないかとのセールス氏の弁でした。具体的には、今まで日本に導入してこなかったローエンドモデルの導入などが可能性として考えられるそうです。まぁあまり安いモデルを導入してしまうとブランドイメージの毀損になってしまうのでしょうが、売るモノがなくては背に腹は代えられないというところでしょうか。

私の車は現在87,000km。前に乗っていた8P型は8万キロを超えたあたりから明らかに怪しい挙動が増えましたが、私の今回の8V型は「今日、エキゾースト警告灯が一瞬点滅した」「踏み込み気味に加速するとDSGが3速、5速に入る瞬間にキュッと音を出す」くらいが不具合で、だいぶ故障が少ないなぁと言う印象です。とか言ってると壊れ出しますかね? 世の車の平均寿命…13年くらいは乗れるといいなぁと思っているのですが。

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