元ソニー株式会社の出井伸之氏が亡くなりました。おそらくBさんが追悼エントリーを書かれると思いますし、何より私よりBさんの方が出井さんによほど人生を左右されていますし、さらには興した会社の顧問になっていただいている方もおられる中で私に何が語れるわけでもありませんが、氏が書かれた(実際はゴーストライターが言葉を拾っているのだとは思いますが)「ONとOFF」は、私がデジタル家電開発の最前線にいたときに仕事に対する姿勢や視点を学ばせて頂いた本です。
謹んでお悔やみを申し上げると共に、ご冥福をお祈りします。
さて、そんな本日、AppleがWWDC2022を開催し、M2プロセッサ搭載Macなどいくつかの新製品が発表されました。しかし個人的に興味があったのは「Appleの為替レート」。本日発表の新製品には最近の円安傾向を反映した新しい為替レートが適用されており、いくつかの販売継続製品では値上げも行われました。
私の方と言えばそろそろiPhone XSのバッテリーが加速度的に弱まってきており、iPhone 14 Pro の登場を待たずにパフォーマンス制限モードに突入しそうな勢いです。あと4ヶ月程度でiPhone 14シリーズが出るというのにこのタイミングで繋ぎとしてiPhone 13 Proに乗り換えるべきなのか、その検討で重要なのはiPhone 14シリーズが幾らになるかです。幸い、iPhone 13シリーズは本日時点、価格改定されていません。買うなら今日です。
さてどうしたものか。
現在のiPhone 13 Pro 256GBを基準に計算してみると、為替レートは112円/ドル。しかし今回出たM2プロセッサ搭載Macの価格では、概ね137円/ドルのレートが採用されています。この考え方をiPhone に適用すると、iPhone 14 Pro 256GBの価格は 164,000円程度となります。現実味のある価格だと思いますが、いかがでしょうか。概ね23%値上げです。いま17万のiPhone 13 Pro Max 512GBならiPhone 14 Pro Max 512GBでは20万円くらいになるイメージです。
まぁこんなのまだかわいい方で、今後日本の少子化と学力低下に伴い国力が低下し、200円/ドルとか300円/ドルとかになるんでしょうね。私が生きているうちでおそらくいまが一番円高なのでしょう。200円/ドルとかになるとiPhoneを買うのは大学初任給1ヶ月分では買えない勢いですかね。2021年に世界で最も売れたスマホはGalaxy A12(約2万円)らしいですが、世界の標準なんてそんなものですよ。
そう考えるとiPhone 14 Pro 256GBが13 Proより2万円くらい値上げされたところで、これから日本が転がり落ちる坂を考えれば「まだギリギリ買えない価格ではない」というラインだと感じました。(iPhone18くらいにはもう買えない価格になっている可能性はあります)
で、私はどうするのかというと、いろいろ買い換えのシミュレーションした結果、とりあえず今のiPhone XSのバッテリーを正規プロバイダで交換するよう予約手配をしました。それでiPhone 14 Proの登場を待ちます。
コメント
[…] クマデジタルさんのブログを読むと、ディスコンにならずに継続販売されるM1 MacBook […]
北米価格は税別、国内価格は税込みなので為替レートは126/$くらい?
[…] こうなってくると秋に登場するであろうiPhone 14の価格も多少の手心を加えたXX9,800円のような価格になることが予想され、私が以前予想した価格よりは若干安くなる可能性があります。但し夏に向けて為替レートはもう少し円安方向に振れるという話もあり、iPhone 13 Pro 256GBでは159,800円だったものが、iPhone 14 Pro 256GBでは164,800円になるかも知れません。 […]
[…] 価格はおおむね以前に予想した金額に近く、為替レートは税抜き金額同士の比較で136~137円/ドル。今日なんか実勢レートが144円/ドルとか言っていましたから、かなり良心的です。 […]