カセットテープ

Bさんの「カセットテープが一部で復権しているらしい」に便乗呼応するエントリ。

我が家のカセット再生環境はパナソニックのラジカセ1つと、ソニーのTC-KA3ESが現役です。いや、現役といってもほとんど使うことはありません。時々電源を入れて動作確認するのみ。2013年に岡山のネットメイトという、おそらくソニーを退職した方に修理頂いてから今のところ動いていますが、いつまた動かなくなるか…。ネットメイトは廃業してしまったようですし。

 

電動開閉式のリッド。スムースな動作に惚れ惚れします。

 

中にはカセットテープのハーフを押さえ込む振動吸収材ソルボセインが内蔵されており、リッドがスッと閉まった後にさらにこのソルボセイン部分がカセットに密着するというギミックが付いています。

これの設計はどこでやっていたか分かりませんが、製造はソニー筑波だったかと思います。就職説明会に行きました。(結局入社しませんでしたが)

それで、デッキだけでは動作確認できないので、テープを引っ張りだしてくる訳です。

 

手元に残存しているテープで一番多いのはこれですね。TDKのMA。メタルテープなのにお手頃価格でした。デザインも端正で好み。差し色も素敵。

 

これは富士フイルムのAXIA。TYPE I(ノーマル)でしたが、ちょっと聞いたことがない澄んだ音質でした。しかしこのテープ、新品時にやたら酸っぱい匂いがしました。

 

ソニーHF-S。TYPE I(ノーマル)ですが、これもいいデザインでした。音は特筆すべき点はなかったように思いますが、テープ走行は安定していました。

 

ソニーMetal-S。これ好きだったけど冒頭のTDK MAの方が安かったので次第にそっちに。MAが出る前はこればかり買っていました。このソニーのデザインセンスは痺れますね。同じデザインのセラミック製の「Metal Master」というテープも持っていたはずなんですが、何故か見あたらず。どこ行ったっけ。

 

TYPE IながらHF-Sよりはやや上位のHF-X。HF-Sと比べて多少高域が改善されているように感じましたが所詮TYPE I。

 

マクセルUD II。これはマクセル公式Twitterでよく出てくるし、色々伝説になってるテープですね。TYPE IIなのにメタル(Type IV)に近い音がしましたよね。どういう仕組みなんですかねこれ。

 

デンオン(デノン)版Metal Masterこと、HG-M。セラミックっぽいやたら重いハーフを使用しています。

 

ソニーUX。Type II。

 

富士フイルムのアクシア PS-IIs。ハイポジで結構いい音でした。酸っぱい匂いはやや薄れましたが健在。

 

これはテープではなく、使用に伴うヘッドの帯磁を改善するヘッド・イレーザ AH-202。TDK製。3千円くらいした記憶があります。これを入れて再生ボタンを押すと「ピュッ」という音がスピーカーから出て瞬時に消磁、周波数特性が改善されました。

 

これは実家の敷地内で登記事務所を開設していた方に頂いたカセットテープ。我が家にまだカセット録再機がなかった頃に、私の母がNHK-FMに出演した際の録音が入っていたはずなのですが、謎の音楽で上書きされて消えていました。残念すぎて泣けますね。

 

これは「わたしの思い出家電」に付属していた44年前のナショナルのお試し用カセット。録音時間は15分です。

なんだか再生環境の話ではなくカセットテープの話になってしまいましたが、録音されているほとんどの曲は今でもiTunesとかAmazon Musicで聴けるので今さらテープは必要ないのですが、唯一、忍者増田氏が高校時代(高校の同級生だった)に企画した面白カセットあたりはそろそろデジタル化しておく必要があるかも知れません。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました