メーカーに見放されたTC-KA3ES、完治して戻る



修理依頼をしていた TC-KA3ES が戻ってきました。
購入13年目、製造終了から10年目。メーカーでの修理期間が終了し、受け付けてもらえない製品。

そういった製品を専門に修理する業者はいくつか存在しますが、
今回は岡山県の「ネットメイト」に依頼してみました。こちらを選んだのは、ソニーを退社された修理エンジニアが手がけていて、ソニー系のカセットデッキの修理の実績が多く、自分で手を下すより信頼できると見込んだためです。

Webフォームでの受付等はありませんので、基本的に連絡はメールでのやりとりとなります。
まずはメールで機種名と症状を伝え、メールで返信された概算見積もりに納得したら実機を送り、実機を見た上での正式見積もりが返ってきますので、それに納得したら同意の返信をすると、修理が行われ返送されます。修理代金は返送後の銀行振り込みになります。

今回の修理代金は、技術料12,000円 + 返送料1,000円 + 部品代 + 消費税で、合計15,500円でした。妥当なラインだと思います。

修理に要する日数は、今回の場合、土曜日に横浜を旅立って、水曜日に戻ってきました。
中3日ですよ。たまたま空いていたのかも知れませんが、すごい速さ。



サービスとして付属するオーディオチェックCDと、交換された部品。ベルトは長い方の平ベルト(キャプスタン駆動用)は硬くなって弾力が失われており、短い方の角ベルト(メカモード切替用)は一度引っ張ったら戻らないような状態でした。ピンチローラーは加水分解で劣化。ケミコン(電解コンデンサ、写真では小さい銀色の筒状のもの)は想像より小さいものでした。ケミコンの劣化は見た目では解らないし、基板実装状態でも判断が難しいでしょうから、これは数多くの修理実績によって「この機種の弱い箇所」を把握できているために交換したものでしょう。

自分だったらケミコンの交換まではしなかったと思うし、貴重な休日が1日潰れてしまったとも思うので、そういう意味でも専門家に依頼して良かったと思いました。

なおネットメイトさんではソニーのカセットデッキのみならず、他社含め色々修理されているようなので、メーカーから修理を見放されてどうしようと悩んでいる方は、まずはメールで相談してみてはいかがでしょうか。修理可能かどうかは故障箇所にもよると思いますが、料金もメーカーと比較して決して高くないですし、何と言ってもソニーで鍛えた腕は信頼できると思います。

【株式会社ネットメイト 問い合わせ先】
 E-mail: info@netmate-net.com



やっぱりこの時代のオーディオセットはいいねぇ…。
ESシリーズのローエンドモデルですが、電動でカセットリッドが閉まってからソルボセインが付いたスタビライザーがカセットハーフを押さえ込む一連の動作とか、痺れます。

それにしても、必要なスキルを持った人とこうあっさり出会えるというのは、やはりインターネットすごいと言わざるを得ません。

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