バンダイが最近発売したバルキリーのプラモデルと言えば、代表的なところでは2008年の1/72 VF-25F(マクロスF)や、2013年の1/72 VF-1A/S(愛・おぼえていますか)が挙げられますが、いずれも商品としては成功したとは言えない状態かと思います。具体的にはバンダイの技術をもってしても、バルキリーの完全変形をプラモデルで再現するのは難しかったと言うことです。
しかし今年に入り、バンダイは再びバルキリーの新プラモデルを出しました。2023年1月に発売されたYF-19(マクロスプラス)です。
これはガンプラと同じ「HG」のシリーズ名を冠したもので、そのことからもバンダイの意欲が覗えると同時に、ある程度の手軽さを重要視したシリーズであることが覗えます。具体的には完全変形をオミットし、「差替三段変形(ショートカットチェンジ)としました。差し替え変形を「ショートカットチェンジ」と名付けたところは上手だなと思いました。
YF-19はちょっとマイナー機体なのであまり話題にならなかった印象ですが、いよいよややメジャーな機体が出てきます。
YF-29デュランダルバルキリー(マクロスF 恋離飛翼〜サヨナラノツバサ〜)です。前進翼機が続いたのは設計の都合でしょうか。
YF-19は先日観に行った「マクロス展」で展示されていて、今までのバンダイの変形バルキリープラモデルに見られた危うい感じがなく、オモチャとして魅力ある感じに仕上がっていたのが印象的でした。あの雰囲気で展開されるのであれば、今回のHGシリーズバルキリーは面白いことになるのではないかと思います。
この流れ(前進翼)だと、次はVF-31ですかね。
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