次のマクロスは水星の魔女が切り開いたパターンで作れるのではないかとか書いていたら、水星の魔女の制作元であるサンライズが次のマクロスを作ることになってしまいました。
サンライズ(バンダイナムコフィルムワークス)と言えば言わずもがな、ガンダムとラブライブ!を擁する一大コンテンツホルダー・バンダイナムコグループな訳ですが、アイドルの歌に合わせて戦闘シーンを展開するという発明をしたマクロスを、SFロボットアニメとアイドルを得意とするサンライズが引き取った形になったのは大企業の力が働いているようにも感じてしまいますが、元々「鉄腕アトム」アニメ版の監督だった石黒昇氏が「歌と戦闘」という要素をマクロスに持ち込んだと言われていることと、「鉄腕アトム」を生んだ虫プロダクションが経営難に陥ったため独立したアニメーターが起業したのがサンライズなので、さほど無関係ではないのです。
こういった期待を持たせる話題なのにこういう話をするのも何ですが、いまロシアのウクライナ侵攻でウクライナ側に供与されたF-16戦闘機が運用開始されようとしてるじゃないですか。こういった社会状況の中でマクロスという戦闘機アニメがどれくらい戦闘シーンを描けるのかはとても心配です。ましてや今や日本のメジャーアニメは世界配信が前提ですから、多方面に気配りをする必要があります。いっそのこと、戦闘機を連想させるような形状はやめて、Zガンダムやガンダムキュリオスのような形状にしないとも限らないですが、実在の戦闘機の形状に近いのがマクロスらしさだからなぁ…。
主人公は女の子でしょう。でもその子はあくまでパイロットで、アイドル(グループ)は他にいる。そしてパイロット仲間にイケメンがいて…というキャラクター構成になると予想します。マクロスも主役が女の子だったことは今までないですからね。水星の魔女の発明を応用しない手はないでしょう。
昔のアニメは少なからず示唆するものがあったり教訓めいた内容を含んだものが多かったですが、ここのところのアニメは脳内の快感物質を分泌させることを主眼に置いているような気がして、「おまえらこういうのが観たかったんだろう?」というところを突いてくる作品が増えた気がします。多少ロジック的に破綻していても、お客さんが観たい映像ならそれでいいと。まぁマクロスは初代からそういう気のある作品だったので今後もその方向で突っ走るでしょうね。楽しみです。
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