サイレントMagic Mouse 完成

静音化を目論んでいたMagic Mouseですが、改造成功しました。

まず半田ごてを買い直すところから始まったんですが…

これは太洋電気産業のPX-280という「鉛フリーはんだ対応デジタル温調はんだこて」で、今まで半田ごてステーション(コントローラ)側に付いていた温度調整機能をこて本体に内蔵してしまったという技術革新商品です。ベースは80Wの大出力で、これを電子制御で絞って使います。それゆえ、とにかく立ち上がりが早い!あっという間に250℃に到達、振動センサーによるスリープ機能もあり、無鉛ハンダと戦うならこれしかない、という感じです。手持ちの15W半田ごてでは全然Magic Mouseの基板のはんだが溶けてくれなくて、こてを新調するしかなかったです。

 

今までついていた村田製作所のスイッチ(上の写真右)を外して静音スイッチに付け替えます。最近の電気製品なので無鉛ハンダは当たり前、350℃まで温めなければソルダーにハンダが吸い取れませんでした。しかしその結果、村田のスイッチは壊れてしまったようで、外したらクリック感がなくなってました。おっと、これはこれで静音化になったのでは…(ぉ (←チェックしていないので、電気的にも壊れている可能性もあります)

交換したのはこの村田のスイッチの互換静音スイッチとして定評のあるkailhのマウス用静音スイッチ。高さ寸法互換性もあります。足を極力短く切り詰めて、ハンダが盛り上がらないようにしてハンダ付けします。つける際は有鉛はんだを使ったので250℃くらいでOKでした。

 

おそるおそるフタを戻します。スイッチの取り付け精度が甘いと、マウスボタンが押しっぱなしになることもあるようです。ここで再度フタを開けるのは避けたい(割れるリスクがある)ので、一発で決めたいところ。

 

動作確認、結果、大成功。市販の静音マウス並みの静かさのMagic Mouseが完成しました。

ただちょっと難点は、クリックが静かになったのはいいんですけど同時に軽くもなってしまって、本当に軽い力でクリックができてしまい、天面のジェスチャー動作を雑にやるだけでクリックになってしまう場合もあることです。まぁ慣れの範囲なんですが、ちょっと慣れないうちは軽い筋肉痛になりそうです。もっとも、これを使うのは自分が起きてて家族が寝ている1〜2時間くらいですので、さほど問題にはなりませんが。


コメント

タイトルとURLをコピーしました