【推しの子】劇場版を観てきました。Amazon Prime配信版の「その前」と「その後・結末」を描く映画です。
ただこの映画のすごいところは、「その前」と「その後・結末」だけで1本の映画として成立してるところですね。原作もAmazon Prime版も観ていなくても映画だけで成立してしまっているところが巧みだと思いました。
ただそれゆえ、星野アイの惨殺シーンとか、ラストシーンの流れとか、セリフが結構改変されていて、昨日原作最終巻を読んだばかりだったのでそのセリフの差異は何の意図を持っているのか?という方に気が回ってしまうことがありました。
あとは音響。有馬かなの卒業ライブはぴあアリーナMMくらいの1万人クラスの比較的小さな箱で行われたようになっていますが、それにしても音響がちょっとしょぼすぎる。1万人の観客の声のうねりが出てないですよ。音響やった人、アイドルのコンサート観たことあるのかなぁ。
でも気になったのはそれくらいで、アマプラ版同様、コミック原作のドラマとしては屈指の出来栄えであることには違いないです。登場人物が片っ端からいい演技を見せるし、何よりカミキヒカル。頭のネジが最初から締まっていない男の表情を大画面で長回しで見せられるのは、二宮和也の真骨頂なのかなと思います。
あのちゃん(MEMちょ)のエピローグも大幅改変されていましたね。まぁ原作の年齢詐称懺悔ネタでは映画は作れないか(笑。エピローグから本作のテーマに繋いで、観客にもエールを送るような映画だったと思います。
ラストシーンは横浜ガンダムの横のビルかと思ったら、GoogleMapsで見返してみたらベイブリッジ沿いのビルでしたね。この辺のビルの屋上でしょう。
なお今回初めて「109シネマズゆめが丘」で観てみました。まだ新築の匂いがする映画館、シートも新品に近く気分よく観られました。ちょっと隣の人のポップコーンと鼻息だけが煩かったですが…。
なお入場特典は25年3月いっぱいまでB小町の「SHINING SONG」のPVが見られるチケットでした。「SHINING SONG」、本編で流れると涙腺が緩むくらいに名曲でした。
公式にはこの15秒版しか出てないのが惜しい…有馬かなの卒業ライブ、すごいいいのに…。
コメント