30代でも安心できない 年金記録

「ねんきん特別便」が3月末までに届かなければOK、と思っている方は多いと思う。今日は2008年3月15日だが、ウチにもねんきん特別便は届いていない。

とはいえ、あれだけ混乱している社会保険事務所のことだから、ねんきん特別便が来ないからといって安心できない。積極的に調べてみなければと思い、社会保険庁のWebページからWeb閲覧のための「ユーザID・パスワード」を申請した。

その結果、俺の分は無事に3週間ほどで「ユーザID・パスワード」が送られてきて閲覧できたのだが、ツマの分が「ユーザID・パスワード」が発行できない、という趣旨の文書が郵送されてきた。(何週間も待って、郵送というところが放牧的というか何というか…)

一体どういうことかと社会保険事務所に相談したところ、驚愕の事実が発覚した。ウチのツマは元公務員で、結婚して以降は専業主婦だ。通常、サラリーマンと結婚した場合には「第3号被保険者」となり保険料の納入は免除されるが、これがなんと、以下のような状態になっていたのだ。

・結婚後の7年間「第3号被保険者」になっていなかった。
・そもそも、結婚に伴う改姓がされていなかった。
・それどころか、名字の「ツ」と「ヅ」が異なっただけの2つの年金記録が存在した。
・結婚後、ツマの実家は引っ越しているが、社会保険事務所で登録されているツマの住所は引越前の住所だった。
・公務員時代の「厚生年金」を管轄する団体から、公務員退職に伴う厚生年金脱退の通知が社会保険事務所に行っていなかった。

もう滅茶苦茶である。

原則として第3号被保険者の登録上の手続きは、扶養者の勤務先が行うことになっているので、俺の会社の総務部に相談して社会保険事務所と交渉して登録上のミスの訂正を進めているが、訂正には3ヶ月程度はかかるようだ。

会社によっては総務部が協力的でない場合もあると思う。その場合は、社会保険事務所に直接行くしかない。ただし、年金記録の訂正には考え得るありったけの証拠を持って行った方がいい。ウチのツマの場合は、7年間無職だったことを証明するのに、「非課税証明書」というのを市役所および区役所で発行してもらった。(途中で引っ越したため複数の自治体から取り寄せた)

それと、混雑している社会保険事務所では3~6時間は待たされる覚悟で言った方がいい。また、1回で手続きが終わらないとも思った方がいい。ウチのように激しく記録が誤っていたケースならば、待ち時間3~6時間で、2~3回通う覚悟が必要だ。

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