ハンディカム:謎の規格 ActiFORCE

やっぱCX12なのかなぁ…と、CEATECで貰ってきたソニーのカタログを眺めていて気がついたのだが、ソニーのハンディカムの現在の主力バッテリーである「Hシリーズ」には「ActiFORCE」という機能があるようなのだが、これが何なのか、カタログには記載が見あたらなかった。そこでオフィシャルWebを当たったところ、

“ActiFORCE”とは当社従来の“インフォリチウム”バッテリーPシリーズ電源システムと比較して高容量、急速充電、バッテリー残量計算精度・スピードを改善した、次世代電源システムの機能名称です

とあった。

しかしこのActiFORCE、ソニー内でなんとも不遇な扱いを受けている。というのも、Hシリーズバッテリーの充電方法は以下の3つの方法があるのだが、

(1)ハンディカム本体にバッテリーを装着し、ハンディカムに付属のACアダプターで充電する方法。
(2)別売のチャージャーBC-TRP(アクセサリーキットACC-TCH7にも含まれる)で充電する方法。
(3)2連装チャージャーAC-VQH10で充電する方法。

このうち、明らかにActiFORCEを生かした急速充電が可能なのは、(3)のAC-VQH10で充電した場合のみである。しかしその効果は絶大で、(2)のBC-TRPで充電した場合と比べ、実用充電だと約5倍以上の高速充電ができたりする。実は充電時間から言えば(1)もActiFORCEを使っているような気がしないでもないが、(1)には「満充電完了」を示す表示はあるが「実用充電完了」を示す表示がない。

(3)はチャージャーだけで実売約1万円もするのだが、約5倍以上の速さで充電でき、しかも2本のバッテリーを立て続けに自動充電してくれるってのは価格と本体の大きさを考えても説得力あるなぁと。しかしカタログではよく解らないが、取説PDFで確認するとAC-VQH10ってのは結構高さがあり、しかも重量が330gもあったり、あまり旅のお供に持ち出したくないサイズだったりする。自宅で据置きで使う分にはいいと思うんだけどね。

(つづく)

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