最初っからこれですか? ソニー α NEX-5を触ってみて

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NEXシリーズが発表されたとき、私の勤務先のカメラフリークの集団で話題になったのは、レンズマウントが本体からはみ出ていること。NEXシリーズに採用されている「Eマウント」は、今回初めて採用される新規格。であれば、カメラ側のデザイン込みで適切な「収まりのいい」大きさに設計すれば良かったはず。

なのに…それなのに…

「最初っからこれかよ!」(笑)

なぜ筐体からすべて新規開発なのにマウントが本体からはみ出てるの?(笑

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ソニーははみ出すのが大好き。過去の製品においても、「CDがはみ出したプレーヤー」「カセットテープがはみ出たウオークマン」などなど、数々の問題作 意欲作を世に送り出してきた。そう、ソニーは大きさについては妥協なく常に限界という刃の上を攻める会社。

マウントの大きさはAPS-Cセンサーのサイズからある程度は決まってしまう。でも本体の大きさは、それとこれとは別だよねと。本体をブクブクと水に沈めて「おい、まだ空気の泡が出るぞ!もっと実装詰められるだろ!」という会話はさすがになかったかとは思うけど、サイバーショットで培った「背の高い部品をパズルのように互い違いに配置して高さをミニマムに抑える実装技術」などのフィロソフィーは惜しみなく注入されたよう。それに互い違いに収められているのは電子部品だけではない。シャッターを動かすモーター類についても、積極的に配置を工夫したとのこと。

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個人的には、マウントが本体からはみ出ている点は違和感を覚えないし、むしろ支持できる。マウントとの整合性を取るために本体に空気を実装するくらいなら、今回のように潔く詰めて貰って大いに結構。何より驚きがあるし、密度感、塊感がある。デザイナーの方は、構えたときに正面から本体が手に隠れて見えないくらいの小ささを目指した、と仰っていたが、それに何の意味があるのかはさておき、APS-Cデジイチの画質がこの大きさ、この薄さに収まってしまったことに驚きを禁じ得ない。

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しかしこの薄さにはちょっとしたトリックがある。マウント部の銀色のリング、これが一部本体側なのだ(笑) そのためパンケーキレンズを装着したときの感動が少しだけ薄れるのだが、この素材感の分け方はよく考えたものだと思う。ここまで薄さにこだわる執念に敬意を表する。

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液晶画面の美しさは特筆に値する。廉価版のサイバーショットの中にはそりゃあもう酷い液晶を積んだものもあるんだけど、この液晶「TruBlack(トゥルーブラック)ディスプレイ」の美しさはソニーのデジカメの中でもトップクラスではないだろうか。カタログには

多層膜コーティングARコートを施した液晶本体と、保護用の強化ガラスの間にさらに樹脂を封入し、外光反射を抑制しながら、高いコントラストで深みのある黒を再現

とあり、有機EL並…とは言わないが、それに迫る画質に達していると思う。チルトさせた液晶の薄さ、その佇まいも有機ELテレビXEL-1をどことなく彷彿とさせる。

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この薄さを達成させるために、液晶のバックライトをエッジライト化し、さらにヒンジを本体側にめり込ませるような構造をとっている。この薄い画面内の左下には環境光センサーが内蔵されており、周囲の明るさに応じて画面の明るさを自動調節させることも可能だ。ただ、液晶表示は緻密感を前面に出しているので、撮影時の各種インジケーター表示の文字サイズは結構細かい。視力が弱い方にはやや辛いかも知れない。(もしかしたら文字サイズの拡大機能があるかも知れないが、試す時間がなかった。)

そういえば本機には、先に述べたようにちゃんとした機械式シャッターがある。これによりCMOS固有のローリング歪みから解放され、動きのある被写体でもシャキッと撮影できるわけだが、普通の一眼レフユーザーからすると、レンズを外したときにCMOSがむき出しに見えるのは結構驚き。

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もちろん実際に見えているのはCMOSそのものではなくローパスフィルターないし何らかの保護部材だとは思うのだが、選択肢としては機械式シャッターがあるのだから、レンズ交換時はシャッターを閉じておく、という設計上の選択肢もあったはず。そこを訊ねてみると「シャッターの羽は本当にデリケートなので、誤って強く押されてしまうと破損してしまう。だったらCMOS(をむき出しにしたまま)の方がいいと判断した」(プロジェクトリーダー手代木英彦氏)とのこと。CMOS分を積極的に指で触れることはもちろん厳禁だが、「指で触れない」「掃除はブロアーで」を守っていれば、そんなに心配する必要もなさそうな雰囲気だった。

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ファインダーやストロボを装着するコネクタ部。いわゆる普通のアクセサリーシューを付けることも検討したが、実はこの薄さでは搭載することができない。「(まさか)アクセサリーシューのために本体を厚くすることはないだろう」(デザイン・リーダーの新津琢也氏)ということもあり、専用の形状となった。フタは本体にヒモ付けされており、開いた状態でも紛失することがないのがいい。

(つづく)

<<撮影サンプル>>

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SONY APLHA NEX-5 Sample

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