発売当初より予告されていた、ソニータブレットがようやくDLNAに対応した。
レコーダーやテレビで録画した番組を、家庭内無線LANの届く範囲でタブレット端末で視聴できる機能である。
ソニー、Sony Tabletでレコーダ内番組を視聴する新アプリ-「RECOPLA」。
番組管理も可能。Android 4.0で実現 (AV Watch)
今回提供されるアップデートでは、対象となるレコーダーでは録画番組の管理と視聴ができるが、対象テレビでは録画番組の管理のみの対応となり視聴はできない。
相手先のメーカーを問わない汎用のDLNAクライアントを期待したが、すでに先行している他社同様にメーカー内縛りがある。
これはDLNAという枠組み自体は規格として存在するものの、対Android端末に対して必要な「デジタル放送をダウンコンバート(画質とデータ量を落とす処理)して送出する処理」が各社各様のため、メーカー縛りが発生しているようだ。
送出側でのダウンコンバートが必要な理由だが、Android端末側の処理能力としてデジタル放送TS(Transport Stream)をそのままデコードできるパワーがなかったり、また、一般的に使われている家庭内の無線LANで、安定して最大26Mbps程度(但し実際の放送TSは16Mbps程度)を確保することが難しいなどの事情によるものと考えられる。
とはいえ、HDDに貯まった番組を消化する手段として魅力的であることには変わりなく、ソニータブレットを買う理由(言い訳とも言う)が1つ増えたわけだ。
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