さて宮ヶ瀬ダム内部見学後編。前編はこちら。
洞窟の中の涼しさのようなエレベータを使って、ダムの中を上って行きます。到着するとそこはダムの最上部。どうやら一度ダムの上まで上がって管理事務所で受付を済ませ、そこから下りて行くようです。ちょっとダムの端まで寄って下を覗いてみると…
ひいい(涙
これが東京タワーの下の展望台と同じ高さ!
ガラスなどに囲まれてないので恐怖感3倍増しです。
内部見学の目的地はダムの中腹、ちょうど観光放流が行われた出水口の高さのあたりになりますが、そこまでダムの外部に設けられた階段を下りて行くようです。
えええ(涙 これは怖すぎる!
だって下から見るとここですからね!
もちろん階段には充分な大きさの踊り場があり、それが救いなのですが、途中、「ウルトラマンネクサス」のOPにも登場する秘密基地のロケ地なんかもあったりして。
おお、ここからメカが発進するのか。ウルトラマンネクサスは見たことないけど、子供は信じ切ってるぞ(笑 というか、激しく混乱してるぞ。ウチの子だけじゃなくて他の子も。
階段を下りること200段、ようやく中腹まで来たので、内部に入ります。
なんかタモリ倶楽部とかでロケされそうなコースです。
見るポイントは3つあって、
(1)ダム内移動用ゴンドラ
(2)ダムの傾きを検知する装置(ノーマルプラムライン)
(3)高位常用洪水吐設備
まずダム内移動用ゴンドラから。
こういうゴンドラに乗ってダム内を移動するんだそうです。斜面も登れるようなので、エレベータより便利なんでしょうね。
次にノーマルプラムライン。中央に細いワイヤーが見えると思いますが、これはダムの最上部から垂らしているワイヤーで、ダム全体の傾きをチェックしています。年間を通じた変動量は、2mm程度だとか。
最後は高位常用洪水吐設備。「観光放流」を行った出水口の制御をしています。二重構成になっていて、1つの出水口に対して2つのバルブがあります。
最後にエレベータに乗って、またダムの最上部まで出てツアーは終了です。
もう一度エレベータに乗って下りてもいいんでしょうけど、折角なのでダムの斜面を降りて行く「インクライン」に乗ってみました。
まだまだ日が高かったので、「あいかわ公園」でひと遊び。少し雲も出てきました。神奈川県の西の方の山間部なので、気候含め雰囲気がやや箱根に似てますね。
暑かったですし、子供たちの反応は薄かった(そりゃダムなんて社会科見学みたいで面白くないだろう(笑))けど、面白いかどうかと理解したり記憶に残るかどうかは別だと思うので、良い体験だったと思います。
特に今、発電方法に関する議論が盛んなわけですけれど、日本の発電量のコンマ数パーセントを担うこのダムですらこの規模があることを見て実感するというのは、単に気分で「賛成、反対」するのがおこがましくなるような重みが感じられ、有意義でした。
今回のカメラはEOS 5D Mark III + EF 24-105mm f/4L IS USM。
矢印等の挿入を除きJPEG無修正です。
コメント
高所が苦手なクマさん渾身の写真!?
見ているこちらも、スーッとなるような写真、
特に階段は・・・・・(>_<)ゞ どうも、ご苦労様でした。 酷暑を、少し忘れさせていただきました。
階段はファインダーを覗きながら降りると逆に怖くないです!(ぉ
ということを見つけました。
実際は余計に危ないんですけどね(笑