日本の祝日も関係ないグローバル企業(ぉ からリリースされたEOS 6D。
これは具体的な噂が立ってからの時間が短かったですね。
第一印象は「もう出たのか!」と。
あ、いや、でも発売は12月上旬ですか(笑
型番は正式にはEOS 6D(WG)となるようで、これはWi-Fi / GPS内蔵という意味でしょうね。電波法規制の関係でWやGを搭載しない状態で出荷する地域もあるのでしょうか。
価格改定されたEOS 5D Mark IIの後継のようにも見えますが、そう考えると向上している部分、割り切った部分、諸々あり面白いですね。ただEOS 5D Mark IIIと比べて130gも軽いというのは驚き。さすがに軍艦部は樹脂のようですが、肝心のマウント周りはマグネシウム合金のままで、大口径レンズを付けた場合の精度も安心できそうです。
ストロボレスなペンタ部に、後ろから見て右側にGPSセンサ、左側にWi-Fiアンテナを内蔵。ついにというか、ようやくというか、Wi-Fi内蔵EOSですよ。
Wi-Fiといえば私もEye-Fiが便利すぎて手放せませんが、イマイチ信頼性に疑問符がつくことも確か。これがキヤノンの信頼性でカメラに内蔵されたら…と一日千秋の思いで待っていましたが、案の定、Eye-Fiが超絶便利すぎるキモである、パソコンに直接転送する機能はサポートされていません。ただ、これはCanonのクラウドサービス「Image Gateway」との連携でPC側でどうにでもなる機能なので、PCへの自動転送が実装される日も遠くないのではないかと勝手に期待しています。
Eye-Fiを使ってスマホからライブビューのリモートレリーズもできるようで、これが一眼レフの高級機で頑なにバリアングル液晶を装備してこなかった答えでしょうか。
バッテリーはEOS 7Dや5D2/5D3と共通のLP-E6が踏襲されました。元々LP-E6採用のEOSはバッテリーの持ちはかなり満足できるものですが、ただ今回、電池食いのGPSを積んだことで、バッテリーの持ちにどの程度影響があるのか気になります。ちなみに同社のGPS搭載機であるPowerShot S100では、常時GPSをONにするとバッテリーの持ちが実用にならず、撮影時のみGPSをONすると位置情報を得るのに1分以上かかるというトホホ仕様なので、EOSの名を冠したカメラにどれほどのGPSが搭載されたのかが気になります。さすがに20万円もするカメラですから、GPSセンサ一つとってもコンデジとはコストのかけ方は違うだろう、と思いたいですけどね。
ノイズリダクションには新しいアプローチが導入されていて、複数枚撮影して位置合わせ込みで自動合成する「マルチショットノイズ低減」機能を搭載。連続撮影された4枚の画像を合成するものですが、おそらくノイズ量は 1 / ( √合成枚数 ) になるので、1/2 になるはず。天体撮影などで行われる「コンポジット合成」と同じ理屈ではないかと思います。4枚固定ではなく、ユーザが任意に枚数を設定できるともっと面白かったかな。
EOS 5D Mark IIIの 2 / 3 の価格ですから、かなり買いやすいのではないかと思います。EOS 5D Mark IIは安くなったとはいえ3年前の機種だしなぁ…という理由で二の足を踏んでいた方にもお勧めできますね。
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