東京カメラ部 第壱号企画スタジオ撮影会に参加させて頂きました。今回は田園調布のハウススタジオを借り切ったモデル撮影会で、モデルはモノフェローズな面々にはお馴染みの紗々さんと、同じ事務所所属の安治美穂さん。
台風が数時間後には直撃するであろうというタイミングで、額面通りの嵐を呼ぶ撮影会となりました(笑
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紗々さん
EOS 5D Mark III + Planar T* 50mm f/1.4 ZE
私は室内で人物撮影をする場合には「Less is more」を意識していて、上下左右の余白を詰めた作品が多くなります。
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EOS 5D Mark III + Planar T* 50mm f/1.4 ZE
事前にチラ見せされていたネックレスが印象的だったので、Photoshopで彩度を弄ってみました。
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EOS 5D Mark III + Planar T* 50mm f/1.4 ZE
「EF 40mm F2.8 STM」を買って以来、すっかり放置されていた可哀想な子「Planar T* 50mm f/1.4」で撮ってみるか!と威勢良く持ち出してみたものの…撮影しながらプレビューを見てみると非常に歩留まりが悪く、早々に便利レンズ「EF 24-105mm f/4L IS USM」にチェンジ。じっくり撮れる 1 vs 1 の撮影ならともかく、今回はモデル1~2名に対してカメラマン多数ですから、自分ばかり良いポジションを占有してMFしている訳にもいきませんし。
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安治美穂さん
EOS 5D Mark III + EF 24-105mm f/4L IS USM
時間の限られた撮影会では、事前の脳内シミュレーションが大事であることは過去の経験から痛感しています。紗々さんは何度か撮らせて頂いているのでイメージはしやすいのですが、問題は初対面の安治さん。どうしたものかと逡巡していましたが、しょういちさんやサイカ先生などのボランタリースタッフのお陰で、ある程度シチュエーションが作られていたので、あまり悩まずに撮ることができました。
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EOS 5D Mark III + EF 24-105mm f/4L IS USM
シチュエーション作りへのしょういちさんの熱意を感じるショット(ぉ
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EOS 5D Mark III + EF 24-105mm f/4L IS USM
こういう風に目にキャッチライトが入っているカットの多くは、しょういちさんの協力でレフ板を使ったものです。ありがとうございます。
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EOS 5D Mark III + EF 24-105mm f/4L IS USM
室内なので、絞りを開いて低感度を目指すか、ある程度絞って高感度ノイズは我慢しつつレンズ性能を稼ぐか悩ましいところですが、今回はあえて絞り開放付近はあまり使わず、少し絞ったところで撮影。5D Mark IIIの高感度性能に期待しました。いずれもなかなか硬質な仕上がりになりましたが、逆にちょっと硬質で一本調子なのもつまらないので、いくつかはPhotoshopでソフトフォーカスを掛けています。
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EOS 5D Mark III + EF 24-105mm f/4L IS USM
あまり私自身は挑戦したことがない、ハイキーなカットも試してみました。
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EOS 5D Mark III + EF 24-105mm f/4L IS USM
おお、結構いけるんじゃないですかね?(笑 (←文字通り自画自賛
冒頭に上下左右の余白を詰めた作品が多いと書きましたが、実際、「間」を有効に使った構図っていうのは難しくて、富野監督の「映像の原則」を思い出しつつ構図を考えていると…
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EOS 5D Mark III + EF 24-105mm f/4L IS USM
扉の向こうからサイカ先生が笑わせに来たりですね…。まぁ、そういうユルい撮影会です(笑
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EOS 5D Mark III + EF 24-105mm f/4L IS USM
もちろん紗々さんと安治さんのポージングの力量に救われたケースも多々あります。というか救われているケースがほとんどです。いやぁお二方ともプロですね。
すべてRAW+JPEGで撮影したのですが、結果的にRAWは現像に使わず…5D Mark III って DIGIC 5+ の処理が優秀すぎて、RAWからDPPで現像しても同時撮影したJPEGの方が見栄えが良い(特にノイズ処理の観点において)、と言うことが多々あるんですね。なので、今回掲載した写真はすべてJPEGベースです。ただ、折角のモデルさんなので、時間ができたらRAWからも可能性を探るべくじっくり現像してみたいですね…。
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EOS 5D Mark III + EF 24-105mm f/4L IS USM
実はこのお二人、この撮影会用に靴もオソロだったんですが、あいにくそれを生かした良いカットが押さえられず(>_<)ここだけは残念(笑 紗々さん、安治さん、主催のWillvii株式会社の方々、そしてボランタリースタッフの皆さん、ありがとうございました。 他の写真は、flickrへ。 東京カメラ部撮影会20120930 – a set on Flickr
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コメント
場を和ませようとしたんじゃないですかあ(笑)