廃インク吸収体が満杯になって使えなくなったPIXUS MP770(9年目)。2010年時点で「あと2~3年」と予想した寿命はその通りになった。なお廃インク吸収体の交換可能時期、および、その難易度はここでは言及しないので各自ググって欲しい。私は断念した。
我が家の使い方は、ほとんど普通紙に白黒印刷、たまに普通紙にカラー印刷、ごくたまに写真印刷、ごくごくたまにディスクレーベル印刷といったところ。ここで候補に挙がったのは、
・EPSON colorio EP-805A
・EPSON colorio EP-775A
・Canon PIXUS MG8230
・Canon PIXUS MG6330
・Canon PIXUS MG5430
・brother PRIVIO DCP-J940N
・brother PRIVIO DCP-J740N
・HP Photosmart 5520
・HP Photosmart 6520
・HP Officejet 4620
うわぁ、何だか、すごいことになっちゃったぞ(また孤独のグルメかよ
ここから一機種に絞らなければならない訳だが。
自分で買うとなると、色々厳しいことを言わざるを得ない。
各機種のユーザーさんには先にお詫びしておく。
まずエプソンの2機種。そもそも顔料インクがないのが残念。メーカー公表の印字コストも「高い高い」と言われているPIXUSよりさらに高いが、実際の所はクリーニング頻度などにも左右されるので不明。私にとってはPIXUSがもういいや、PIXUSに飽きた、という受け皿的な存在。操作パネルが鉛直面にあり、見た目はスマートだが、コピー操作時は必ず上向きに持ち上げなければならない設計には共感できない。
次にキヤノンの3機種。CCDスキャナ搭載のMG8230は一時期すごく欲しかったが、それ以外の機種と比較すると価格が2倍近く高かったり、CCDスキャナのためにここまで筐体が大きくなってしまうのか?(正確には大きくなったのではなく、小型化が進んでいない)という残念感がある。印字コストも高い。世代が1年古いので、もしかすると新OSに対するドライバ開発も1年早く終了してしまうかも知れない。
MG6330はベストセラー機種だが、写真画質を僅かに向上させるという「グレーインク」が、写真をあまり印刷しない自分の場合は費用対効果に見合わないと感じている。カラバリも存在意義が理解できない。MG5430はグレーインクがない分ランニングコストが僅かに安くなるが、その分写真画質も僅かに低下するが私の用途では問題ないレベル。PIXUSの売りである光るキーやタッチパネルがなくなり、やや旧態依然とした操作性。両機種とも手差しトレイがなくなってしまったのが残念だが、brother方式(後述)が使いやすいとも思えない。
brotherの2機種は興味深い存在。ランニングコストがEPSON/Canonに比べると推定3~4割は安そう?で素晴らしいのだが、その分写真画質には注力していないようだ。あくまで文書印刷中心向け。J940NがCD印刷可能で手差し印刷不可、J740Nは逆にCD印刷不可で手差し印刷可能という不思議な構成で、「高い方がいい」とも言えないのが悩ましい。CD印刷、手差し印刷ともプリンタ背面を壁からある程度離す必要があるのが残念。
ツマからはスキャナ側に「ADF(自動紙送り装置)が欲しい」というリクエストがあり、するとbrotherの2機種しかないのだが、但しツマがコピーしたい文書は借り物(要返却)だったり折ったり曲がったりという紙が多いので、ADFにかけるのがふさわしい文書かどうかは疑問だ。EPSON/Canonと比較すると新OSに対するプリンタドライバ開発追随力という観点ではある種の「賭け」である。
HPの3機種は4色インクで、コストは相当安そう。(公開されているコスト基準が他社と異なるため実際のところはよく解らない。)顔料インクを含むところもポイントが高い。一方で4620には無線LAN/両面印刷がなかったり、全機種でCD/DVD印刷がなかったり、スキャナが1,200dpi止まりなど、日本の3メーカーとは目指しているものが違うように見える。4620にはADFが付いているのもいいが、ホコリよけが装備されていないのが残念。
さて、どうしたものやら。
10分ほど悩んで(このエントリ書く方が時間が長い(笑))、ある1モデルをポチった。
明日届きます。
さて、新しいプリンタを迎えるべく、古いプリンタを撤去……?
ん…??
ノォォォォォ!
インク漏れてるじゃんかよォ!
オオオオオ!
(ガムテープは今慌てて貼ったもの)
廃インク吸収体、食えない奴…
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