CP+のレポのパート3です。これで最後です。
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キヤノン EOS 9000D。EOS Kissが上位と同じ操作性だったらなぁ…という期待に応えるモデル。後述しますが、Bluetooth low energyの常時接続対応なのが超絶羨ましい。
UIに工夫を入れて、絞り操作を「ぼかす/くっきり」としたり、シャッター速度を「流す/止める」とした表記で設定ができるモードがありますが、これらの設定は「絞り」「シャッター」というカメラに古来からある物理機構を操作するものであって、このクラスでこの表記を必要とするユーザー層が求めるのはそこじゃないんじゃないかなぁと思います。具体的には「目を大きく」とか「あごを細く」とか「身体を細く」とか、そういった設定が出てこないことにはスマホの向こう側はともかく、スマホと戦えないだろうなぁと言う気はします。(そこを補完するためのBluetooth low energy対応だとは思いますが。)
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PowerShot G9X Mark II。前述のBluetooth low energyの常時接続対応で、スマホへの転送時にわざわざスマホを操作してカメラのWi-Fiに接続する手間が省ける仕組みを導入しています。具体的には普段はスマホとBluetooth low energyで繋がっていて、画像転送時など必要に応じてスマホ側含めてWiFi接続が勝手に行われるというものです。これ、EOS 5D Mark IVに欲しかったなぁ。
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イタリアを代表するmanfrottoの、英国調ウインザーコレクション。イタリアンデザインの矜持はどこ行った!というモデルですが、すごく触り心地のいいバッグでした。ちょっとクッションが薄い気がしますし、PCコンパートメントに入れたパソコンとカメラの干渉が気になりますが、これいいなぁ。春になるとカバンが(ry
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EPSONの展示より。「加工とプリントで広がる多様性」とのことですが、プリントより加工技術、いわゆる「コンじる(=Photoshopの”コンテンツに応じる”機能)」が凄くないですかこれ。よくもまぁここまで余計な人間を消せるものですね。
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SLIKのブースより。ついにSLIKからポラリエが!
赤道儀に見えますが、実際は赤道儀+タイムラプスのパンニング用に最適な速度調節機構も付いています。ポラリエが3万円台中盤なので、これは4万円以上しそうだなぁ。
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待ってました!第4世代FlashAir!
Eye-Fiの知的財産が譲渡されてから初めて設計されたFlashAirで、簡単に言えば従来のFlashAirの使い方と、Eye-Fiの使い方がこれ1枚でできる夢のようなカードです。
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FlashAirにはいままで「転送中にカメラの電源が切れてしまう」という問題がありましたが、Eye-Fiを内蔵することでカメラのEye-Fi設定が有効になり、Eye-Fi対応カメラであれば転送中は電源が切れることがなくなるそうです。
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転送も従来のFlashAir的な「PULL型」と、従来のEye-Fi的な「PUSH型」の両方の使い方ができます。パソコン側で使うアプリによってPULL型になるのかPUSH型になるのかが変化します。これ出たら絶対買おう。
さて最後に全体を通してですが、当初「見るところないなぁ」という第一印象を持ちましたが、いやいや、結構つぶさに見ると見所はそれなりにありました。いつまでこの調子で開催できるのか一抹の不安はありますが、来年も開催されることを期待します。
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