原作も未読、テレビ版も未見なのに、劇場版・完結編を見てきました(;´Д`) 分かるんかいこれ…?
春奈るなさんの曲が好きで、最新曲「glory days」が今までにもましてとても良い曲だったので、これがエンドロールで流れる映画を見てみたい!という動機です。にしても春奈るなさんの曲、最近Sakuさんの編曲が多いんですね。FMヨコハマにほぼ出ずっぱり(言い過ぎ)でうちのムスコがちょっとファンの Saku さんがまさかここに関わっているとは。
まぁ予備知識がゼロというわけではなく、テレビ版をチラ見くらいはしたことがあるので、
・男2人+あとは美少女というハーレムアニメ
・全員クリエータカテゴリに属する
・タイトルは主人公がサークルで制作しているギャルゲーのタイトルに由来する
というくらいは分かってる状態での鑑賞です。ただ、小説は未知、テレビ版の一作目を初めて見たときはちょっと嫌悪感がありましたね。「冴えない彼女の育て方」って、むちゃくちゃフェミニストに叩かれそうなタイトルだし、上から目線だし、ヘタすると監禁ものっぽくて嫌じゃないですか。でも「彼女」は「ヒロイン」と読み、それが作中ゲームのタイトルだというので、だいぶ嫌悪感は薄れました。ただ、未だに「なんでこのタイトル?」という疑問は拭えませんが…。だって作中の女の子達は全員能力こそ違えどその分野ではキレッキレですよ?育てるどころか勝手に育っていきますが…。
劇場版はTV版のファンが中心で観に行っているのでしょうが、ネット上の評判は概ね好評、今週で公開5週目のロングラン、7週目までは上映が決まっているようです。(Gのレコンギスタとはえらい違いじゃないですか…)
劇場の客層はやはりコミケの客層と被るところがあり、ざっと数えたところ100人くらいはいましたかね。5週目で100人って凄くないですか。中には60代夫婦みたいな方もおられましたが、製作スタッフの親御さんでしょうか…。
結論から言えば、エンドロール、想像通り良かったです。感動的でした。ただのスタッフロールだったらどうしようと思っていましたが、前半はちゃんと絵が入っていました。
本作では登場人物の半分くらいが社会人または片足突っ込んでる状態で、残りの半分くらいが学生という年代設定。片足突っ込んでる人たちは実際のソフトウエア開発会社との契約業務に追われ、主人公含む学生たちはサークル<blessing software>として冬コミケに向けた作品作りに追われる日々。そんな中でキーパーソンが脳梗塞で倒れ、登場人物達のパワーバランスが崩れる中でギャルゲーで言うところのいわゆる「ルート」が一本に絞られ、「正妻」が確定するという流れです。
これも「天気の子」と同じように、「これからの若者はこうやって生きてゆく」という一つの流れを描いており、もうリタイヤが見えてきた自分のような世代からは大変そうに見える一方で、眩しくも見えます。
エンドロールの楽曲タイトルに「ラブストーリーは突然に」とあったので、はて?小田和正出てきたかな…?と不思議に思いましたが、この映画、エンドロールが終わってからの数分間で現実味が爆上がりでトラウマになります(笑。そしてそんなトラウマ映像の後に流れましたよ、「ラブストーリーは突然に」。いやぁやられました。
春奈るなさんも歌番組で「この作品が完結してしまうのが惜しい」と言っていましたが、エンドロールの後で見せた映像のノリでもうちょっと作れるんじゃないですかね、これ。
感想を一言で言えば、「ああ、もう、お幸せに!」です。
途中暴れますし、失恋もありますが、概ねハッピーエンドです。
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