日本レコード大賞企画賞を受賞した前作のパート2、ガンダム姉さんのGUNDAM SONG COVERS 2が届きました。(発売日に届いていたのですが、ようやく通しで聴きました。)
ガンダムXの「DREAMS」と0083の「MAN OF DESTINY」以外はすべてリアルタイム視聴で思い入れたっぷり。(でもSEED系は作品自体が好みではなかったかな。)
順番に行ってみましょうか。
「サイレント・ヴォイス」…原曲にある効果音が入っていないので「夜のガンダム」の雰囲気。前作のコンセプトを引き継ぎ、連作であることを意識させます。
「銀色ドレス」…原曲のレコーディング時16歳ですよね。なまじセルフカバーなので、16歳の少女の儚い声にはかなわないなぁという印象。同じ土台にたたない方が良かったかも。
「君を見つめて」…これもセルフカバーですが、銀色ドレスほどは昔に負けていない印象。原曲の方もだいぶ少女色がなくなってからのものなので…というのもあると思いますが、でもやっぱり声の伸びが辛そう。
「いつか空に届いて」…椎名恵さんの情感たっぷりのねっとりとした声が偉大すぎる。でも上手い。
「あんなに一緒だったのに」…梶浦由記さんの曲と森口さんの声の相性はいいと思います。
「星空のBelieve」…これも相手が若かりし頃の鮎川麻弥さんが相手なのでちょっと辛いかなぁ。なまじテンポが原曲に近いだけに差が目立ちます。
「DREAMS」…比較できるほど原曲を聴いていないので割愛。
「一千万年銀河」…これこれ!これですよ!こういうアレンジが今の森口さんには激似合いです。このアルバム中のベスト3に入りますね。
「月の繭」…上手い…。小節の回し方にオリジナリティあり、原曲とはまた別の独り立ちした曲に感じられます。
「MEN OF DESTINY」…原曲が中央定位抜け(ボーカル引っ込み)のような音作りなので、かえって聞きやすい。あの時代の曲ってボーカル引っ込んでるのがたまにありますよね。
「暁の車」…非の打ち所はありませんが、原曲を聴き過ぎてしまったせいかちょっと飽きています(笑。森口さんのせいではないです。
「限りなき旅路」…ターンエーガンダムの最終回に1回限りで流れたED曲。Anison Daysで森口さんがこの曲に出会った瞬間、観ていましたよ。
という訳で個人的ベスト3は「一千万年銀河」「月の繭」「限りなき旅路」ですかね。
今回は全体を通して原曲のテンポに近い曲が多く、そうやってオリジナルのフィールドに踏み込んでいったものに辛い曲が多い印象でした。やはり森口ワールドで戦った方が上手いですね。あとレコーディングが途中で中断した雰囲気は感じられますね。アルバムを通して声質に一貫性がない印象があります。
その若干声の伸びがない何曲かを聴いて、最近の森口さん、消費されすぎなんじゃないかなぁ…という思いを持ちました。
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