SanDisk ポータブルSSD 1TB ビーナス

前回のAmazonプライムセール期間中に、さんざん悩んでSanDisk ポータブルSSD 1TBを購入しました。海外では「Venus」という商品名が付いているもので、Amazonの白箱にもその記述が一応あります。持ってる人は3個とか5個とかもう使ってるんでしょうけど、私としてはUSB接続のSSDは初めて。本当は2TBが欲しかったですけど、ちょっと2.1万円は躊躇しました。(購入した1TBは1.2万円でした。)

 

付属のケーブルはUSB-C to USB-C もので、さらにそれに非推奨事項になっているUSB-C – UCB-A変換コネクタが付属。

 

安全性に懸念があるため(給電同士が衝突の懸念があるため)非推奨になっているUSB-C – UCB-A変換コネクタですが、突起が付いていてこのSSDに付属するケーブルしか接続できないようになっています。USB-Cコネクタのも向きも固定されるので、電気的に何らかの安全策が講じられている可能性はあります。ちなみにこのケーブル、WesternDigitalの最近のポータブルHDDでも使われていました。SanDiskはWD傘下ですしね。

速度はベンチマークソフトで測ってみると400MB/sec以上を叩き出しますが、実際にMacに接続して内蔵ストレージからファイルコピーをしてみると送り出し側(内蔵ストレージ)の速度が足かせになってさほど速度が伸びません。iMac Late 2012のFusion Driveからのコピーで80MB/sec程度、MacBook Pro Late 2013の内蔵SSDからのコピーで130MB/sec程度でした。

それと気になるのは、アロケーションユニットサイズ(クラスタサイズ)です。ファイルの保存容量の単位で、このサイズに区切ったスペースにデータを保存してゆきます。一般的に大きいほどアクセス効率が良く、小さいほどスペースの無駄がなくなります。SSDの場合はそこに寿命も勘案しなければならず、HDD時代よりやや事情が複雑です。一般的なHDDの場合4KB程度に設定されていることが多いですが、本機では工場出荷状態で1MBに設定されています。

これで何が問題かというと、多数のファイルを保存する場合HDDの1TBには入っていたけど、このSSDには入り切らないという事態があり得るのです。

試しに計算してみます。

20万枚のJPEGファイル(平均ファイルサイズ5MB)を保存しようとします。但しJPEGのファイルサイズはランダムにばらけているとします。

アロケーションユニットサイズ4KBの場合、無駄になる記憶領域は 4KB×20万×0.5(平均)=0.4GBになります。必要な保存容量は5MB×20万+0.4GBで、ほぼ1TBです。

これが1MBだと、無駄になる記憶領域は1MB×20万×0.5(平均)=100GBになります。必要な保存容量は5MB×20万+0.1GBで、ほぼ1.1TBです。10%も多く消費する計算になります。

これはファイル数が多いほど顕著ですので、小さいファイルを大量に保管する用途では、思った以上にディスク領域を消費すると考えておいた方が良いでしょう。

にしても、運用中含め、あまり振動のことを気にしなくていいというのは気が楽です。USB-C端子の接触はデリケートなのであまりぶんぶん振り回すのは良くないですが、これは一度使ったらHDDには戻れませんね。

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