「VIVY」どうでしたか。

先期放映のアニメで一番期待していた「VIVY -Fluorite Eye’s Song-」が少し前に終了。

これは<私>が<私>を滅ぼす物語——

こういうコピーだったので、結末はある程度想像ができてしまった上に、さらにラスト2話前にAI(ここで言うAIは現在のようなソフトウエア上のAIではなく、ロボットの形状を持つもの)と人類の共生を目指す未来への誘導に失敗し、もう一度やり直す…というところでもう完全にラストが見えてしまいました。もしや何か仕掛けやどんでん返しが…とも思いましたが、そういうこともなく上記のコピーに示される通りの流れで、予定調和的に終了。

ムスコ(高1)がクラスの友達に話題を振られたようで、高1くらいの世代にはちょうど良い噛み応えなのかも知れませんが、私にはちょっと柔らかすぎたかな…。

調査によるといまの若者の社会貢献意識って以前より高くなっているらしいじゃないですか。将来の夢にしても「誰か(社会)の役に立ちたい」と語る子が増えたとか。それと、このアニメに登場するAIって、なんか似ている気がしますね。意外といまの子たちは、この作品中の人間側ではなく、AI側に感情移入するのかも知れません。

「Re:ゼロ」の作者、長月達平氏がアニメ化に先立って小説を執筆することで物語の軸を作り込んだり、涼宮ハルヒでヒットメーカーとしての地位を確立した神前暁氏による音楽、歌VIVYこと八木海莉さんのデビュー前の発掘など、新世代のメンバーによる新世代のアニメだな、という印象は強く持ちました。

 

歌VIVYの八木海莉さん(19歳)、初々しいですね…うまいと言うよりは、心に残るタイプですね。チャンネル登録数、もうすぐ10万人ですか。

CD、買わせていただきました ↓

しかし近年、「過去に戻って、未来を書き換え、一度は失敗、リトライ」という作品が立て続けにアニメ化されていますね。VIVYと並行して放映されていた「東京リベンジャーズ」もそうですし、今期の「ぼくたちのリメイク」もそうじゃないですか。

異星人も巨大ロボットもリアリティがなくなったいま、結局人の心を動かす対象として残ったのは、いま人間が制御できないもの=時間の流れ であることは興味深いです。過去に遡って、未来を変える、人生をやり直すというのは、いまや子供たちにとっても巨大ロボットを建造することよりよほど困難なことが分かってしまっているわけです。

時代が代わりいろんな産業がなくなっても最後に残るのは「人間の生命維持に関する産業」であることが容易に想像できるように、こういったSF物語も最終的には「時間をコントロールするもの」に収斂してしまうのでしょうか。

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