古いiPhoneからiPhone 15 Proへの機種変時、データ移行を画面のガイダンス通りに進めると、Macに予め取っておいたフルバックアップの出番がありません。ワイヤレスなのかiCloud経由何か分かりませんが、Macの出番がないのは確かです。
ですので、Macへのバックアップ機能は今後なくなっていくのかな、とは思いつつも、折角のUSB-C 10Gbps接続ですから、速度を測ってみました。
使用したのは、iMac付属のLightningケーブルと、ELECOMのUSB4ケーブル。しかしLightningケーブルはそのままではiPhone 15 Proに繋がりませんので…
Apple純正のLightning to USB-C 変換ケーブルを使います。
これらを用いて、iPhoneからMacへのフルバックアップと、MacからiPhoneへのファイルコピーを試してみました。
結果、USB2.0 480Mbps相当から、USB-C 10Gbpsへのアップグレードで速くなった転送速度は、フルバックアップで1.3倍、ファイルコピーで1.6倍でした。
どうでしょうか。10Gbpsならもうちょっと速くなってもいいんじゃない?と思いませんか。
【追記】
Macを介さずに、iPhoneから直接SSDにR/Wしたらどうなるか、というリクエストを頂きましたので測定してみました。
結果。爆速です。iMac との間で Lightningで転送するときと比べて約8倍。USB-Cで転送するときと比べても約5倍速いです。転送レートも230MB/sec前後(=約1.8Gbps)出ていますし、これなら納得ですね。
コメント
はじめまして、このような記事を待っていまして。
ほかは、規格の速度ばかりを書いてPROは無印の20倍以上のデータ転送速度が出るとか嘘ばっかり。実測データがありません。
私も長年パソコンを使用しているので、こんなものだとは思っていました。
SSD直接では230MB/s程度との事でしたが
私の実測は。
WindowsデスクトップのUSB3.1Gen2と15ProMaxをつなぎました。
PCIex接続のM2SSDからの転送 (50MBの圧縮ファイルをまとめて約1GBのデータ)
iPhone15付属のケーブル 30MB/s前後
サンワサプライのUSB3.1 Gen2 TypeC ケーブル 1m KU31-CCP510 100MB/s前後。
充電の話ですが、iPhoneの充電なら昔から付属ケーブルが細くて扱いやすいです。
iPhoneだけなら100W対応とかは扱いにくいし無駄のように思います。
ryoさん
コメントありがとうございます。
転送速度は、iPhone側のアプリにも大きく影響を受けるような印象を持ちました。
私は「写真」アプリで、ちょうど1GBの動画がたまたまあったのでそれを転送しました。
「ファイル」アプリだと少し遅い印象を受けました。
充電ケーブル20W通れば充分ですし、10GB/secデータも出番もそうそうないでしょうから、
ケーブルは使い分けが必要ですね。