ライカ SL3-S 写真展「Tokyo Moonscapes 東京恋図」

ライカ SL3-S の発売に合わせた写真展、南雲暁彦さんの「Tokyo Moonscapes 東京恋図」を観に行ってきました。

表参道の大通り、街全体がうちの娘の香水みたいな匂いがしてて、アウェイ感がすごくて(笑。この春から仕事の上でだけ港区女子になった(w 娘の匂いはここから来てるのか…と妙に納得。昔「おとうさんといっしょに洗濯されるのが嫌」というTVCMがありましたが、私も娘の服と一緒に洗われるのはこちらからお断りです。だって香水の匂いがきつくて目がショボショボするんだもの。

閑話休題。さてそんな街をちょっと入ったところにあるライカギャラリー表参道。都内の超一等地なのに青いクーペ・フィアットが停まっていて南雲さんが在廊なのが丸分かりですが、つか、こんな超一等地に車通勤オッケーなんですねwww

ライカギャラリー表参道、1Fはライカショップ、BFは Leica Pre-Owned 品(いわゆる中古)のショップ、そして2Fがギャラリーです。

 

ライカ本社の指定のトーンで整えられたという空間は、明るくて白くて和む空間。

 

ライカ SL3-S は高感度性能に振った機種で、そのため今回の作例は月を軸にした夜景がモチーフ。ライカといえば JPEGマシン(JPEGである程度完成された絵が出てくる)というイメージですが、S/N を限界まで追い込むためにここで展示した多くの写真は RAW現像しているとのこと。

 

撮影日と撮影データが掲示されているのが面白い。11/23の未明、我々は何をしていましたかね。与倉ドライブインに行って閉まってた日ですねBさん!

作品はいずれも2,400万画素とは思えない解像感で描かれていますが、これローパスレスですよね?と尋ねたところYESとのこと。夜景なのに、出来の良い Foveon のようなキレがあります。ライカの写真展ってあまりまじまじと観たことありませんでしたが、レンズ1本とボディで約2M円の価格も、EOS R5あたりのレンズ込み1M円くらいの価格も大差ないと感じる購買層にとって、説得力のある絵を出すなぁと感じました。決してコスパは高くないですが、ライカの絵を見てしまうと普通のカメラの絵がなんか曖昧に感じてしまいます。

 

ちょうど今日は表参道の前に、墨田にいたんですよwww 「月+スカイツリー」のダブルショット。

 

モニターでも動画で色々解説してくださる南雲さん。在廊していないときのための、ということでしょうか。

 

ブツ撮りのノウハウ本を2冊立て続けに出版したことで「ブツ撮りのプロ」の扱いを受けている南雲さん。実はブツ撮りの前は一切のレタッチが許容されない Canon の作例カメラマンだったので、風景撮りの腕も凄いんです。それは今回の写真展で遺憾なく発揮されていると思います。ですのでこの写真展で「南雲さんって風景も上手なんですね!」と褒めるとご本人が困惑しますので、ご注意ください(笑。

作品の解説…というよりは雑談に花が咲いてしまいましたね(笑。ありがとうございました。

なお今週、読売新聞に掲載されるそうです。

 

作品に直射光が降り注ぐ展示。このおおらかさがブラジル育ちの南雲さんって感じがしますね。こういうふうに生きてみたい…とちょっと思う自分がいます。

 

1M円も2M円も大差ないでしょ、という層に説得力のある絵を提供するライカ。なるほどデジタル時代においてもいい立ち位置を確保したものだと感心しました。


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