キャシャーンSins 最終回

結構感動したよ。

死があるから命は輝けるというテーマよりは、もう1つの本作で繰り返し語られてきたテーマ、緩やかに破綻に向かう世界で中途半端な能力を持った者の生き様、の方が重く感じた。

物質的満足ではなく精神的な満足とはこうだ、みたいなエピソードが繰り返し出てきて、まだ物質的満足の世界を捨て切れていない自分にとっては、これからこの国で暮らしていくというのは、こうやって生きていくことなのかなぁと。

特にオージが子供のようにかわいがっていたリンゴのことを想いながら息を引き取るシーンは、感情移入しまくり。ただ、声がワンワンなのでどうしても「いないいないばぁっ」での親の心を鷲づかみするギャグを思い出しちゃうんですけどね。

見終わった後に腑抜けになれる番組は久しぶり。
音楽も上品で良かったしね。OPもEDも泣ける。

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