■AirMac Express
従来は「出張先のホテルなどで手軽にWiFiネットワークが作れる持ち運び用の無線LAN親機」という位置づけだったけど、それより「iPad/iPhoneで初めて無線LANというものを利用するユーザー向けのアップル純正の手軽な無線LAN親機」という需要がよほど多かったのだろうか。壁面コンセント直挿しデザインが改められ、コンサバな電源コード式になっている。従来のAirMac Expressは連続稼働させたらあっという間に故障したという話を良く聞いたが、新型では改善されていると嬉しい。
■MacPro
Mac最速の座は守りつつも、それでも前モデル比で1.3倍の速度差に留まるというMac Pro。今回のCPU構成はBTO含め5通りあって、
3.2GHz×4コア(約22万円)
3.33GHz×6コア(約26万円)19.98
2.4GHz×6コア×2CPU(約33万円)28.8
2.66GHz×6コア×2CPU(約43万円)
3.06GHz×6コア×2CPU(54万円)
となる。(CPU以外の構成も違ってくるので、価格は参考程度。)
CPUが律速となるような処理を行わせる場合には、HT(Hyper-Threading)はあまり意味がなくて、実コアの数がモノを言う。たとえば2010年型の2.4GHzの4コア×2CPUから乗り換える場合、3.33GHz×6コアはたぶん速度向上を実感しないので、最低でも2.4GHz×6コア×2(約33万円)になるだろう。その場合の処理能力は単純計算で従来比1.5倍となり、演算時間で言えば7割弱の時間で済む。今まで3時間かかっていた処理が、2時間に。下取り差額が20万円だとして、この処理速度に20万円を出すかどうか。
■MacBook Pro Retina
略称「MacBook Pro R」とか言われそうですが(実際言われていますが)速いクルマの名前みたいでカッコイイですね。もしくはMSX turbo Rみたいな。
Retinaディスプレイは対応アプリを使う限りでは確かに凄いんですが、Retina非対応のWebサイトを閲覧したりすると画像が相対的にボケて見えるという残念なことに。世の中、Retina非対応のWebサイトがほとんどなので、どうしたものかと。この問題はRetina対応iPadが出たときから明確な解が出ていないように見えますが、Webサイトを効率的にRetina対応にする方法は頭の痛い問題です。「圧倒的なメリットを解っている人だけ使え」的なスペックは、ニコンD800Eに通じるものがあるかも知れません。
自分のサイトもRetina向け調整をしたいんですけど、Retina対応iPadも持ってないし、MBP Rはそれだけのために買うのは高いし。
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