SIGMA DP3 Merrill

これは期待されていたので、当然出るでしょう。「80mmくらいのDP3を、頼む」という声が多かったように認識していますが、50mmのAPS-C、すなわち75mmで出てきました。

dp3m

マクロがついたのは予想外でした。ただ、撮影倍率が1:3(0.33x)なので、現在の水準からすれば言うほどマクロでもないような気がしますが(笑、その辺りを追わずに画質最優先にしているところがシグマらしいですね。0.5xまでしか高画質で撮れないのに0.7xと公称してマクロ機能をフィーチャーしているメーカーとは棲み分ける、というわけです。

あと当然予想される展開としては、DP1m、DP2mのレンズの設計をそのまま単体の交換レンズとして製品化してしまったSIGMA 19mm F2.8 EX DN および 30mm F2.8 EX DN と同じように、50mmマクロとして出るかどうか、といったところでしょうか。でも1年前と違って、NEX用、m4/3用とも交換レンズが多少なりとも充実してきていますので、参入できる余地があるかどうかは難しいところですね。

DP1m、DP2m、DP3mを全部買ってもAPS-Cの一眼レフ中級機にレンズ2本付けたくらいの価格なので、これはもう「レンズにボディがついてくる」くらいの感覚で運用するのも面白いですね。DP Merrillシリーズはバッテリーの持ちが悪いと言われていますが、レンズごとに別のバッテリーがついていると考えれば、DP1m、DP2m、DP3mの3台運用体制でバッテリー寿命は3倍になるわけです!(ぉ

にしてもバッテリー周り含め、白黒モード以外にバッテリーの持ち改善とかいう手が入ってこなかったのは一瞬意外に思いましたが、前向きに考えれば、これはやはり「3台運用体制での使い心地の統一」を図ったからとしか思えませんね(笑

弱点を補うのではなく、長所を伸ばす。エレキや基本構造に手を入れず、長く売る。先に出た交換レンズの「A」「S」「C」というブランディングの再定義と合わせ、今のシグマが目指しているところが明確になってきた気がします。


シグマ デジタルカメラ DP2 Merrill 4600万画素

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