キヤノンとソニーから、カメラのダイナミックレンジを飛躍的に向上させそうな噂が出ています。
→ 「キヤノンのデュアルピクセル技術がAF以外の機能に利用される?」
→ 「ソニーとハッセルブラッドが新型センサーを共同開発している?」
このように同じ目的のために違うアプローチで同じようなタイミングで開発してしまうことは技術メーカーではよくあることです。さすがにお互いにリークしてるってことはないでしょうけど、学会とかで会話された内容がヒントになったりしてるのか、それともベースとなる半導体技術の進歩などでその時代の最新技術がある程度決まってしまうのか…。
今回リークされた新技術は、どちらのメーカーのものも1回のシャッターでは捉えきれない大きな明暗差を1枚の写真に収めるのに役立つはずで、いわゆるHDRを1回のシャッターで撮影できる技術といってもいいと思います。
こうなってくると問題は、どうやってそれを1枚の画像に仕立てるか、ですね。
HDR with EOS 5D Mark III
単純にダイナミックレンジを広げた撮影をしても、再生環境のダイナミックレンジが広がるわけではないので、単にコントラストの低い写真になってしまいます。それを防ぐためなのか、世の中のHDR画像には現実にはありえない色をつけたり、輪郭強調があったりしますが、そういう絵でいいのであれば従来のHDR撮影機能で充分な気もします。
撮像素子にブレイクスルーがあるのなら、別次元と呼べるようなカットを見てみたいものです。
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