光って可動する1/100ユニコーンガンダムが出るそうです。シリーズはMGEX(MGエクストリーム)という、あまり奇をてらった感じではないネーミングのMG上位グレードになるようです。
今まで光るユニコーンガンダムは1/144のRGと、1/60のPGだけでしたので、いよいよボリュームゾーンの1/100のMGに真打ち登場というわけです。ただ、寸法的にボリュームゾーンでありながら価格がアレ(税込み2.53万円)なので、ここまで出せる人は限定されるかと思います。
しかし比較してみれば、1/144 RGの光るバージョンが実売1.2万円(限定販売なので値引きなし)、1/60のPGユニコーンが本体実売1.6万円+LEDユニット1.0万円の合計2.6万円ですので、値引きが期待される一般販売ルートに乗った2.53万円は実売で2.0万円程度になる可能性が高く、1/144や1/60と比較してそれほどおかしな値付けではありません。武器類も豊富に付属しており、3枚のシールドもすべて発光するようなので、むしろコストパフォーマンスは一番良いかもしれません。
(追記:各通販サイトで予約開始(但し瞬殺)、価格は2.3〜2.4万円程度のようです。PGと比べて少し割高ですが「色調変化」はPGには組み込まれていません。)
気になるのはシールドの発光がスタンドに装着した場合に限定されること(=本体経由では発光できない模様)ですが、劇中でもシールドは光って飛び回る印象が多いので結局スタンドに乗せるようで、まぁ許容範囲内ではあります。
1/144 RGは光るけど可動せず、1/60 PGは光るけど可動はそこそこでしたので、どれくらいの完成度になるのか楽しみではあります。「LEDフレキシブルシート」を使用するとのことなので、おそらく1/144 RGの発光システムに近いものを使うような気がします。1/144の発光システムはフレキケーブルの上に直接LEDチップが半田付けされているもので、導光パーツの巧みさもあって少ないLEDチップで全身を点灯させるという技を見せつけました。これが今回可動するようになるというイメージでしょうか。
なんてこと書いていたら、公式動画に出ていました。やはり発光機構自体は一般的なリード線を使うPGのものではなくRGのものの延長のようです。
組立に失敗(フレキ断線など)のリカバリー策もあるといいですね。これだけ複雑だとやらかすケースは少なからずあると思うので。
私はいま光る1/60 PGを少しずつ作っていますが、組み立てる前に想像していた組立工程が踏めないので面食らっています。具体的には、表面の白い装甲はすべて後から嵌められるものだと思っていたのですが、ピンク色のサイコフレームより先に取り付けないといけない箇所があり、スミ入れ、デカール貼り、トップコートをどう効率よく進めるのか困惑しているのです。最終的には「あまり細かいところまではトップコートは吹かない」で落ち着きそうな気がします。
PGユニコーンはサイズに余裕があるのでさぞかし発光システムの組み込みも楽だろうと思いきや、思ったほど設計が洗練されておらず、その点でも面食らっています。いかにもメカ設計者が考えたであろう配線の引き回し方で、バンダイは電気の技術者の意見をもっと聞いたらいいのにとも思います。
本当は電気とメカ、両方の気持ちが分かる設計者がやるのがいいんでしょうけど、今のPGユニコーンの配線引き回し方法は電気系エンジニア(私ですが)に言わせると勘弁してくれと思うような箇所や、そんなCADで描くように都合良く配線できるわけないだろとツッコミしたくなる箇所が少なからずあります。
完成後に動かすときも、常にフレキシブルケーブルの位置、限界を意識しながら動かさないと、断線させてしまう原因になりかねませんね。先日Time Capsuleのフレキシブルケーブルを断線させた人が何言ってんだって感じですが。
もっとも、PGは完成後に配線を組み込めることを設計要件としていたような節があるので、そこに制限があった可能性は大です。
さて、このMGEXですが、早速本日より予約が始まったようです。Amazon/Yodobashiを見ていたら夕方頃予約が始まって、4時間は持たなかったようですけどね。10万円のνガンダムもアレでしたけど、こんな高いのが瞬殺なのがガンダムというコンテンツなんですよねぇ。限定品ではないのでいずれ再販されます。
そういえば明日、レディ・プレイヤー1、放映ですね。俺はガンダムで行く。
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定価25,300円、実売価格2.3〜2.4万円ですからね。買えなかった方は2次出荷分を待ってください。私は19:23頃買えました。予算ないのに…。
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