現行型カローラにようやく試乗する機会がありました。近所を3kmほど、60km/h以下程度で流しただけですが、感じたところを記しておきます。年式は確認しませんでしたが、現行型セダンなので2019年以降、駆動方式はFFでパワートレインは1.8L THS(ハイブリッド)のものです。
まずAudi A3でも僅かに擦ったうちの出入り口の段差ですが、A3より僅かに多めに擦りました。ただ、目視確認したわけではなく体感なので遮音とかボディのダンピングとかの違いで感じた可能性はあります。今のカローラって見た感じ車高が低いですが、実際低いですね。擦るのが困るならカローラクロスをどうぞと言うことでしょうか。なお我が家から出し入れしたのはトヨタディーラーの方なので、借り物を勝手に傷つけた訳ではありません。
安全のために低速時にハイブリッドシステムから発せられる「コー」という音は車内でもちょっと聞こえるんですね。低速域は完全に電気自動車ですが、少し加速するとエンジンがかかります。エンジンは負荷が軽いと800rpm~1500rpmくらいで定速で回転し、車速に合わせて回転数は変化しません。しかし負荷がかかると車速に応じてエンジン回転数が上がります。一気に加速するときは盛大にエンジンが回り、ここでは旧来のエンジン車のようなフィーリングが顔を出します。ですので、高級車や大型車ではハイブリッドシステムと言えども大排気量エンジンが必要になってくるわけですね。
1.8L THSシステム(CVT)の加速力はカローラに対しては充分力強くで、同じく大衆向けパワートレインであるVW/Audiグループの1.4 TFSIエンジン(7速DSG)と遜色ないと感じました。いまどきのTHSはこんなに低速から力モリモリなんですね。これではプリウスロケットとか破壊力を持つわけです。
シャシーはトヨタTNGA GA-Cプラットフォームで、上の方だとLEXUS UXにまで使われるものですから、剛性感は充分。何の不満もありません。ただ、プラットフォームの剛性感が高ければドアの開閉音が重厚かと言われればそんなことはなく、車格なりです。
シフトレバーもプリウスのような事故誘発配列ではなく、今までのAT車と同じなので扱いやすいです。
とはいえ一見良さげなインテリアも、温度調節ダイヤルをつまむと温度の数字が見えなくなってしまうという残念な作りもあったり。
いまはカローラでも純正ナビや予防安全装置を付けると350万円級ですよね。350万円出してカローラかぁ…と考えると、いっそ割り切って202万円のインプレッサ(1.6Lガソリン)の方が後席が広いし、悪くない選択肢かなぁとも考えてしまいます。でも350万円の価値はある車ですよ。カローラという名前と、鼻先のCエンブレムに抵抗がなければ。私はめっちゃ抵抗ありますけどね。
コメント
ひとつ前のインプレッサ(GP7)に11年15万キロ乗っていますが、何のトラブルもありません。
オルタネーターのベルト、ブレーキパッドを1回ずつ交換したくらいです。塗装の劣化も問題なし。
燃費が良くない(平均11.5km/L)以外は満足です。15年20万キロくらい乗るつもりです。
現行インプレッサは12月で受注完了ですね。私も1600のモデルは良いと思います。
バルブスプリング交換リコールのとき代車で7日ほど借りました。フル装備だし安いし、日常はこれで十分だなと。
ハンドリングの反応が良いのが好みです。新しいうちはやや過敏ですが、ブッシュ類がこなれてくると良い感じになるかなと。
次のモデルはどうなるか楽しみです。
ちなみに1.6Lエンジン車は現行で終了だそうです。次は1.5or1.6LのHVですかね。