七五三の写真にゴーストが…

七五三のイベントでは田舎から出てくる両親をいかにサポートし、子供の着付け、移動、お祓い、食事をつつがなく執り行えるかに注力してしまったので、正直言っていい写真が撮れたかという面ではやや不満が残る結果になりました。もちろん、写真は最優先事項ではなく、子供がここまで無事に成長したことを両親祖父母でお祝いするのが主目的なのですからそれでいいのですが、想い出を飾るようなカットがあればなお良いでしょう。

今回の撮影で残念だったのは3点。相変わらずブレているカットが多かったことと、カットのバラエティに乏しかったこと、そして一部のカットで盛大なコーストが写っていたことです。

まず、ブレているカットが多かったのは、EOS 5D Mark IIのオート動作に起因します。こういったイベントでは日向、日陰、室内など光源条件がコロコロ代わり、しかも他のメンバーの移動の誘導もしないといけないわけですから、ある程度カメラ任せで撮影することになります。
基本はISO=AutoでAv(絞り優先)モードでの撮影ですが、EOS 5D Mark IIの自動設定はシャッター速度であれISO Autoであれ、しっかりカメラを固定して風景や静物を撮る場合に最適化されているようで、歩きながらだったり、室内でフラフラ動く子供の一瞬を切り取るには、シャッター速度が遅すぎたり、ISO感度設定が低すぎるのです。カメラのせいにするのかよ、とか言われそうですが、ええ、カメラのせいにしますよ。団体様を引率しながらカメラの細かい設定なんてやってられないですから。

次にバラエティに富んだカットが撮れなかったことについて。これを撮ろうとすれば子供や祖父母が飽きてしまうだろうし、いさしかたない面はあります。ただ、駐車場の待ち時間がゼロだったことや、お祓いがスムーズに進んだせいで結構時間に余裕があったので、いま考えればもう少しいろんなカットを試したら良かったなとは思います。これは完全に私の思慮不足です。

最後にゴースト。眩しいとしかめっ面になりがちなので、逆光で撮ったカットがあるのですが、これがものの見事にゴースト発生で、しかも晴れ着のムスメの顔に完全ヒット。カメラの液晶で見たときには気がつかなかったですが、逆光ショットは全滅でした。

ghost
長男のお腹にあるようなゴーストが長女の顔にも…

まぁ、いい表情の1枚だけ何とかPhotoshop CS4で修正しましたが、試行錯誤で1時間近くかかりました。

ゴーストはハレ切りをするのが基本だとは思いますが、普通のMCプロテクター(KenkoのPRO-1シリーズ)を使っていたのも状態を悪くした原因の1つかなと思いました。反射率の低さを謳うKenkoのZetaシリーズ(Amazon)を使っていたり、そもそもMCプロテクターを付けていなければ、もしかしたら、こうはならなかったかも知れません。

そうそう、失敗と言うほどでもないですが、あとでレタッチが楽なようにとJPEG(L/Fine)+RAW(S)の同時記録にしたのですが、終盤、カード残量に気を取られてしまいました。一番情けないタイプのミスだと思います。


SanDisk Extreme CF コンパクトフラッシュ 8GB 60MB/Sec. SDCFX-008G-J61

コメント

  1. shigechan より:

    今晩は。まあ色々ありますよ。

    小生は長年のMCプロテクターユーザーでしたが、ゴーストは
    出にくかったように思います。
    訳あってL37、L41へ切り替えましたけど、プロテクターを
    買い取りに出したらゴミみたいな値段で、泣きそうでしたよ。

    手でも良いからハレ切りするのが私も一番だと思います。
    でも今回のような条件でハレ切りしながら片手撮影は
    難しいでしょうし、周りにやってもらえる人がいなければ
    仕方ないですよ。

  2. Kumadigital より:

    お慰め頂きありがとうございます。
    精進します。

    そういえばプロテクター売ったことないです…
    54mmとか防湿庫の肥やしに…

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