今朝発表になった一連のiPodシリーズで一番ハードウエア的に気になる(想像が付かない)製品と言えば、やはりiPod nanoでしょう。
1.54型の液晶面しかないその表面は、一体どんな操作性なのか。使い物になるのか。試してみたいところですが、あいにくまだ店頭に並んでいません。
広報写真を見ると、どうも画面のアイコンの大きさはiPhoneなどと同じくらいの様子。そりゃそうでしょう、綿密に人の指の太さとアイコンの大きさを検討したはずのiPhoneと大きさを揃えることは、理にかなっています。
そこで、iPhoneの2×2アイコンを残してマスキングしてみました(笑)
操作してみると、意外と普通に操作できることが解ります。もちろん本物のnanoは筐体も小さいので、実際はヘッドホンケーブルを保持するような形で操作するようになるのかな?とは思いますが、さすがに最低限の大きさは確保しているようです。
さて最近は、ソニー・ウオークマンがついにiPhoneの販売台数を抜いたなどと言うニュースも聞こえてきます。調査がソニー贔屓のBCNだとしても、また、新型iPod登場直前の調査であることを抜きにしても、ソニーが首位になることはさほど不思議なことではありません。ここしばらくのソニー・ウオークマンの努力を見れば、iPodを抜けるだけのポテンシャルはあると思います。
とはいえ、iPodは売れていなくとも、iTunesベースのプレーヤーの数が減っているわけではありません。iPhoneが鬼のように売れているので、多くの潜在的iPodユーザーがiPhoneに流れているだけです。
ウオークマンの好調の要因は、NHKの報道によると、ユーザーの声を聞いたきめ細かい製品改良にあると言います。確かにウオークマンは日本人の気質全開で、若年層が買いやすいよう安価なモデルを充実させたり、スピーカー付けたり、語学学習向けの機能を付けたり、高音質にしたり、アップルブランドにシンパシーを感じていない無党派層を取り込むだけの理由があります。最近のウオークマンであれば、DRMなしの曲であれば、母艦がMacであってもD&Dで曲が放り込めるところまで来ましたからね。ガッキーを登用した積極的なPRも記憶に新しいところです。
にしても、ソニーに元気があるというのは、日本人として、そして同業他社の一員として、すごく勇気づけられるものがあります。最近のソニーの戦略には、長く続いた低迷の時期に仕込んだ小さな歯車を再構築して、上手く回転が始まったような印象を受けます。
個人的にも機会があればウオークマンに移行できるよう、できることならDRMの呪縛から逃れておくべく、時代の流れとは逆行しているとは思いますが、旧譜などはiTunesではなく中古CDを買うことが多くなりました。
最近も桑田さんの「魅惑のAVマリアージュ」を中古で買ったのですが、リリースされたときには高くて手が出なかったものですが、中古であればAmazonで送料込みで800円とかで買えますからね。もっとも、桑田さんの楽曲はiTunesでもmoraでも売っていませんが…。
iPod nano (Amazon)
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